『谷間の百合』はバルザック崇拝が続いているということか。
本編以上に、特典のカンヌ国際映画祭粉砕事件の映像が非常によござんす。
ゴダール、トリュフォーの熱弁。今では巨匠と言われている監督たちさえ…
不名誉除隊のアントワーヌだが、素行不良を足掛かりに街のダニになりたいわけでもないようだ。ダニになってもどうせ本格のダニ共にカモられるのが関の山だろう。
それにしても学校といい軍隊といい、こんな…
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしいプロポーズシーンのある映画が観たくて、恋人と一緒に鑑賞。
ことごとく仕事をクビになるアントワーヌがとにかく不器用でかわいらしい。とはいえこれが自分の人生だとしたら全くかわいらしくないのだが…
アントワーヌの人生がずっと不穏さと寂しさに満ちていてどうしよう。シニカルで軽やかなタッチなのに音楽の演出によって一気にそれらが虚しさに繋がってしまう。『大人は判ってくれない』のエンディングで感じた不…
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