3時間37分という長さに、全てのショットに必然性がある。セピア色がこんなにも重厚とは思わなかった。沢井、梢、直樹、三人それぞれに再生までの道程がある。ゆっくり丁寧に積み上げられる一つ一つのシークエン…
>>続きを読むバスジャック事件に居合わせ生き残ったものの、生きているとは言えないただの入れ物のようになってしまった運転手の沢井と兄妹。2年後、沢井は実家へ帰るも既に沢井の居場所は無いようで、両親のいない兄妹の家に…
>>続きを読む前に大学の授業で冒頭だけを紹介され、惹かれた。すごく気になってた。冒頭で十分すぎる掴み、身体が身震いした。
バスジャック殺人事件で生き残る者の人生と深層心理。「人は簡単に死ぬ」死生観の植え付け。心理…
この映画見てからずっと、もうこれ以上の映画は観れないんじゃないかと圧倒されて、しばらく席を立てなかった。
回転がテーマの映画、ハイジャックで降りた時の人間の回転・自転車の回転・殺人が繰り返されること…
このレビューはネタバレを含みます
やっと観れた。
3時間超えの作品は観るのに気合いがいる。
九州人から観ても、この作品の俳優陣の九州弁がとても自然で違和感が無かった。
「生きろとは言わん、ばってん、死なんでくれ」
「俺が必ず迎えに…
これだけの時間があっても、彼らが(ある程度でも)救済されたのかよく分からなかったし、されていたとしてもその理由が自分にはよく分からない。こちらの力不足。
(ボリューム上げればいい話だけど)方言も相ま…
あっさりとしているがあっという間に状況の分かるバスジャックシーン
信が帰ってきた時のリビングのショット
田村家で繰り返される部屋の中から窓の外へのシーン
初めて信の別のバスに梢が乗るシーン
秋彦をバ…
さすがに長いとは思ったけど日本映画史に残る傑作だと思う。スクリーンで集中してもう一回見てみたいからやってたら絶対行く。
好きな俳優しか出てない画面上の中でも絶対にこの時期にしか撮れない宮崎あおいの魅…
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