大映=全国農村映画協会製作、富士映画配給。山本薩夫監督が描く、大利根を舞台に、創業改革に取り組む大原幽学と、彼を取り巻く人々。
東劇にて。ガラガラのロビー。椅子に座って、次の開演を待っているのは、小…
江戸時代後期に世界で初めて農業協同組合を組織したとされる大原幽学の姿を、村人たちの様子とともに描く映画。面白く観れた。
農協の組織化や圃場整備などは現代でも世界中で通じるテーマ。農水省の活動の宣伝…
剣豪・平手造酒を登場させ、同時代に起こったヤクザ抗争劇と絡ませて描く。ただの共産主義プロパガンダ映画に終わらず、きっちりエンタテイメントも織り込んでいるところが山本薩夫の偉さ。 だけど、愚図も怠け者…
>>続きを読む大原幽学知る人ぞ知る人。とにかく銚子周辺は、気が荒いと言うかデストピア様相だった。「座頭市物語」でも平手造酒出てきてフィクションとして馴染みやすいのかもしれない。大原幽学まで絡んでくるとは思わなかっ…
>>続きを読む知らなくて当然な大原幽学だが、博奕を戒める教えのせいで飯岡の助五郎親分とは反目あり。ついでに十手捕り縄を預かる親分は農政家幽学を取り締まる側にも付いてたか。幽学はともかく座頭市や天保水滸伝で知られ…
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