おんなの渦と淵と流れに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『おんなの渦と淵と流れ』に投稿された感想・評価

大連、金沢、東京と三部構成で綴る英文学者夫婦の心理劇はまるで男と女の戦い。
結果的に奔放に見えた妻は夫を愛していたのだが、夫の方は若い女性に希望を見出してしまう。
中平康が最もノッていた時期の作品。…

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doi

doiの感想・評価

4.0

文学者の仲谷昇がすべての女を文学に興味がある女とそうじゃない女にはっきり分けているのが面白い。せっかくシェイクスピアの話をしているのに死んだような目で聞く妻は中平康の性のミューズ稲野和子。そこに横に…

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一

一の感想・評価

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英文学者の仲谷昇が妻・稲尾和子に文学や映画の批評を投げつけたり、これを読めと難しそうな本を渡したりするも全く手応えがなくガッカリという新婚エピソードがイタくてちょっと面白かった。そして後半登場する若…

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biwacovic

biwacovicの感想・評価

5.0
さいこう。決して交じり合わない2人の歳月。重そうで実は軽くて、素晴らしい。
n

nの感想・評価

3.5
タイトル通り、水の揺らぎのようなぬらめく作品だった。渦、淵、流れの三部構成なのもいい。カズレーザーみたいな人出てきて笑った。
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.0

へんな作りだけど中平康で好きなもののひとつ。
稲野和子×仲谷昇というヌラヌラした2人がいつも以上にヌラヌラしてて最高。
仲谷昇が金沢のお店の手伝いに来る女性と書斎で語らうシーン、長い長いワンカットで…

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ゾクゾクとした寒気が120分間続く怪作。夫婦の心理戦描写は山本薩夫『氷点』を遥かに超え、寒気がするほど怖い。分かり合おうとするのに分かり合えない夫婦の姿には悲しくなってくる。夫婦間の心理戦だけでは物…

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私事ながら、観ている最中、ガールフレンドに浮気された時に覚えた妙な興奮を思い出した。

ああ生きている間にガールフレンドまたは妻の浮気現場を押入れの穴から覗くという至福の瞬間(モーメント)を味わって…

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dailyfroth

dailyfrothの感想・評価

4.0
まったくもって最高だった稲野和子にはもっと身も蓋もない思いをモノローグでぶちまけてほしかった気もするけど相当に好きな感じの映画だった。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0

凄い長く感じた...。
一部二部見る限りだと稲野さんはただ不幸なだけで浮気にしても仲谷が100%悪いしお前みたいな卑怯者はシコってろと思うんだけど、三部で自分の物差しが通じないお隣さんが登場してハイ…

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