白い船の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『白い船』に投稿された感想・評価

4.0

威風堂々たる戦艦の内部で働く男たちが雄々しく描かれる。とはいっても戦意を高揚する直截なプロパガンダの台詞は少ない。イタリア海軍が傷病者を丁寧に扱うことを高らかにアピールしているようには見える。戦艦内…

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3.4
ネオリアリズムは一つ間違えればドゥーチェの意のままに動く兵器と化す恐れがあった
その危うさがヌーヴェルバーグのどこか漂白された雰囲気と通ずる気がするんだよな
Coral
3.2

外から船内のカーネーションの一本を吊り上げ、彼女の待つ陸へと向かうも、すぐに花は海に投げ捨てられ、行くことが出来ないと気づき、任務が始まるまでの展開は、音無しでも見れば全てわかる。海のさまざまな表情…

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3.0

弛むことなく集団の運動を撮っている点は評価できるのだけど、"リアリズムが根っこにある映画はやはり突き抜けない" を再確認する。(酔っ払いの水兵などがひとりも見当たらず、皆、軍の規律に則して動いてる感…

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排路
-

手術室のテーブルが砲撃の振動を受けるすごいショットが差し込まれるのは、おそらく、体制的かつリアリストのドキュメンタリーと白電話的なロマンスの出会いの間。それ以降はリアリストモードが抑えられ、写真花嫁…

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土偶
-

実のところ第二次世界大戦でのイタリアの動きが良く分かっていない。世界史的にはナチスドイツ中心にどうしても離れられないし。

巨匠ロベルト・ロッセリーニキャリアでの長編初期作で、枢軸国の一員イタリアで…

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3.2

イタリア海軍省の出資でロッセリーニが作ったプロパガンダ映画。プロパガンダの時点で出資者の力や立場を誇示するものになっていそうだが、実際の海兵、看護師を出演させながらフィクションの方向性は微かなロマン…

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イタリア海軍全面協力でお届けする、戦時の水兵たちの日常です。
前半はドキュメンタリーっぽくて、なんかつまらんなぁと思っていましたが、最後の奥ゆかしさが好印象です。

序盤の舞台は戦艦(?)ですが、中…

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kazun
3.0

海軍省から委託され、病院船の活躍をドキュメンタリータッチで描いたR.ロッセリーニの長編第1作。

印象的なシーン
・慰問女性との文通を楽しみにしている
ボイラー室の面々
・相手に会いに…

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ニシ
4.2
愛し合う男女が同じフレームに入ることができるのはほんのひとときだけだ

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