どぶろくの辰の作品情報・感想・評価

「どぶろくの辰」に投稿された感想・評価

たなか

たなかの感想・評価

5.0
三船がにゃあにゃあワンワンいう

にしても三橋さんがギラギラのブリブリで笑ってしまった
淡島さんのチャキチャキぷりも良い

おらあ飛びっちょするぜ!とどぶろく三升!が頭にこびりつきます
劇画漫画をまんま映画にしたような痛快さと豪快さがありつつもちょっと抜けてる感じがイイ感じでした
notitle

notitleの感想・評価

4.2
戦後、不発弾が数多く埋まる現場でのブルーワーカー達の話。所謂、タコ部屋労働で、気に入らなければ飛ぶ辰。荒々しく無骨ながらも、筋が通り、不器用で、優しき男に一目置かれ、女達も惹かれていく。男臭く、痛快。あまり知らぬタコ部屋労働も興味深い。
タコ部屋に入れられた土方の日常が見事な美術で描かれているのだが
凄まじい地獄である
どこまで本当なのだろうか
昭和25、6年頃との設定である

ドラマはコメディー色を散りばめて暗い日常を明るく仕立てている
法一

法一の感想・評価

3.1
 ドカタが逃げないように屈強な男たちが岩山に立ち、ライフルを持って見張っている(ガンガン撃ってるが、殺してええんか)というのが、完全に西部劇のルック。しかもドカタ三船とドカタ目付三橋がビシバシしばきあう。もうほとんどアルドリッチの世界。
 池内淳子―淡島千景の描写がビミョー。しかし池内に惚れた三船が動物の泣きまねかなんかしながらふざけるロングテイクがあり、快い脱力感がある。序盤の印象から殺気だったアクションを予想していたので結構裏切られたというか、全体的に何かおまぬけな空気が漂っていて、これはこれで魅力はあるのだけれどもやっぱり何か気が抜けるというか。三橋を殺すぞといって大量にヤカラを連れてきた社長と結局ナアナアで終わるあたりもやっぱり脱力。
タコ部屋の土方の話なので、男くさいというか、小汚いというか、そんな雰囲気で、途中まで展開も全く読めなかったんだけど、三船が自分を犠牲にして他人を助けるようないい役柄で、やっぱりこういう役は似合うなあと思った。三船にほれてた淡島千景さんには、その気持ち分かるよと言いたくなる。

「永遠の映画スター 三船敏郎」@新文芸坐
とある山での土方作業に携わるタコ部屋労働者たち
どぶろく好きでいくつもの現場をとびっちょ(ドロン)することで有名な辰(三船敏郎)を主役として、過酷な労働を強いる上層部に反抗しながら、そして時に恋や人情を交えて描く痛快アクション作品

池袋新文芸坐の三船敏郎特集にて鑑賞、今日の2本立ては「とぶろくの辰」「ジャコ萬と鉄」で、「豪快無比!ミフネ」と銘打ってます

いかにもイメージする三船敏郎像って感じで、男臭くって薄汚くて怒りっぽくて、それでも仁義に外れたことはしないかっこいい漢を演じてます

時代背景は1950年代前半、劇中ではタコ部屋労働って言われているけど
蟹工船なんかのイメージするものと比べるとかなりゆるい
山には飯場で働く女性たちもいるし、東京レビューなる踊り子兼娼婦を呼ぶ描写があったり

つまりお色気もお笑いも、爆破や銃撃戦、喧嘩、追いかけっこといったアクションも盛り沢山な娯楽作品になっていて気軽に楽しめると思います
その分物語の深みという点ではやや軽いかなと

三橋達也のギラギラギトギト具合、淡島千景のいつもながらのシャキシャキ感、池内淳子のツンとデレ、田崎潤のヘタレ具合、他の出演者もなかなか豪華なので、三船敏郎の豪快さと合わせて、その辺を楽しみながら見る映画かなと