あろうことかパラマウントで撮っている。カサヴェテス節はまだ確立しておらず、構図はしっかりしており、ドラマも分かりやすい。それでも、ビリヤード場の場面などワンシーンの異様な長さが、やはりお得意の“コミ…
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このレビューはネタバレを含みます
主体性の無い女とプライドとエゴばかりの男だ…「プリンセス」やら「ゴースト」みたいなニックネームにも実体を伴わない記号的な響きがあるよな。
だから居場所に帰ってくる、というラストには、アイデンティテ…
熱量と撮り方がカサヴェテス!
モノクロが美しい名作。
過ぎ去った時間を痛感させる、ラストの切ないBluesが耳に残る。
明日が来ないことを願いながら生きていくしかない、人間の物悲しさ。しかし、決…
売れないジャズバンドのリーダーが一目惚れしたのは無名の美人ジャズ歌手。音楽業界の商業主義に強く反発する理想主義的な彼に、ジャスメンバーたちは少なからず不安を抱いている。それぞれのすれ違いによる不安定…
>>続きを読む女あるいは男を簡単に捨てられない人間へスポットを当てたシナリオに涙。いや男女の関係だけでなく、何かを捨てられない、諦めきれない人々への鎮魂歌と言っても良いかもしれない。ステラ・スティーヴンスが泣いて…
>>続きを読むジョン・カサヴェテスの初期レア作品。特集上映にて鑑賞。
インディーズで燻り続けるジャズバンドマンの葛藤を描いた、一見よくある青春映画である。
だが、ホモソーシャルな構図を撮りながらも、彼らに寄り添…