終戦後8年、当時のリアルな映像を挟みながら、1人の母の目を通して戦後を描く。
春子(望月優子)は戦争で夫を亡くし、娘と息子のために熱海で女中をしながら必死で働いている。食糧もない戦後の混乱の中、苦…
タイトルに偽りなし。
母の気持ちはもちろん、子の苦しんできた過去もわかる。
にしても、社会の歪みや貧困は子供や女性など弱者をいち早く深く傷つけてゆくよね。
途中、怖すぎて2回ほど停止してしまったん…
木下恵介監督の作品は、そのほとんどが苦しい状況の中でも前を向いて突き進むメッセージがが込められているという印象でしたが、本作は負の連続が積み重なった、まさに「悲劇」。戦後の貧困が生む負のスパイラルに…
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