圧倒される間もなく飲み込まれ続ける、アルプスの四季と家族の物語。人の営みもまた自然の一部なのだということ。
荒いようで丹念に削ぎ落とされ、粗野に見えて緻密な計算で作られていた映画であること、観賞後…
人里離れた山奥で暮らす四人の家族。教師になるのを諦めた姉と、耳の聴こえない弟はとても仲良しだった。淡々とした地獄。田舎信仰に対する極端な批判とも受け取れる。人々の中で生活をしていればこんなことにはな…
>>続きを読む2025-53
良い映画って思ってもみなかったタイミングで出会うから面白い。だから新たに観続けるわけなのだけれど。
映像の色彩がずっと早朝4時-6時くらいの様相でそれがこの映画の暗さや淀みを表象…
息が詰まりそうになるほどの窮屈な暮らしと時間が進むにつれ緊張感が高まる物語が、素晴らしい広大な自然の中で繰り広げられていることがとてもアンバランスな作品。
両親以外との関わりを一切与えられない極端…