朝から夜中までの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『朝から夜中まで』に投稿された感想・評価

4.2

これは本当に面白かった。

ドイツ表現主義の傑作ながら、wikiによるとドイツでは公開されなかったために後世の影響は少なくフィルムがかなり後になって発見されたらしい。

夜の地獄めぐりとは少し違うか…

>>続きを読む

国立フィルムアーカイブにてサイレントシネマ・デイズ2024。ピアノ伴奏付き上映。強烈なドイツ表現主義の映像。歪みまくった書き割りの舞台、独特のフォント、前衛的な化粧、誇張され過ぎた演技・・1920年…

>>続きを読む
ぴよ
5.0
(35mm)
これぞ表現主義。ムルナウに比肩する映画。

文学的なので複数回観る必要がありそう。各章の独立性が高いので、新聞小説のような味わい。

ドイツ表現主義映画からしか得られない栄養がある。
表現主義映画といえば個人的に2通りあると考えていて、一つはヴィーネみたいな内面を空間に反映する表現主義。もう一方でムルナウみたいな心理描写の演出的に…

>>続きを読む

当時ドイツ本国では公開されず、日本と上海でのみ公開された隠れた表現主義映画。表現主義演劇の先駆けとなった同名舞台劇の映画化。撮影はラング監督「ドクトル・マブゼ」(1922)「ニーベルンゲン」(192…

>>続きを読む

授業の課題で。
表現主義について学んだ一環で紹介された。
徹頭徹尾'主観'だなと。
映像はもちろん三人称ですが、
中身はPOVなんだろうな。
メイクや音楽、セットなどは全て主人公の目に映っているよう…

>>続きを読む
河
4.0

表現主義映画特有の平面的な演出が突き詰められていて、その中にトリッキーで幻想的な演出がある。カリガリ博士と同じ年の映画だと思えない。

貧乏でありふれた家庭を持つ銀行のキャッシャーとして働く男が、他…

>>続きを読む
やばいもん見てもうた激ヤバ映画の祖?
みんな背景に合わせて顔に極太の線入れられてるのは芸が細かいけど最初の激ヤバ村あれ以上見続けたら気が狂っちまう
湿疹
-
『カリガリ博士』が直線の強度的な狂気なら、こちらは曲線の、もっと陰湿な狂気

純粋なドイツ表現主義映画は本作と「カリガリ博士」の二本だけ、ドイツ本国でも失われたフィルムが日本で発見された!というはなしをきいた。

2024年5月18日、国立映画アーカイブ
天池穂高のピアノ伴奏…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事