アニキ・ボボの作品情報・感想・評価

『アニキ・ボボ』に投稿された感想・評価

Qbrick

Qbrickの感想・評価

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落下と上昇
子供たちが生み出す純粋運動それを正確に撮影するオリヴェイラの技術! 破壊の誘惑
シネマQ

シネマQの感想・評価

5.0

初長編でこれだけ撮れたら、後年の異次元な作風になるのも納得。
めちゃめちゃ面白いし、子どもたちの目がキラキラ輝いてる。
ショットも抜群だし、屋根を飛び越えて夜中に好きな子に会いに行っちゃうのとかもキ…

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編集が妙だな。
うまいところと早すぎるところとある。
古典的、無声映画的でありながら、ヌーヴェルヴァーグ的次世代へと繋がる新しさや開放感もある。
絵だけで物語が分かる。
光がいいね。
子供は映画に愛…

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砂場

砂場の感想・評価

4.8

1942年オリヴェイラの初長編にして完全なる傑作。この作品の後彼は二十年近く映画が撮れないというのが信じられん。
個人的には少年映画ではアッバス・キアロスタミの「友達のうちはどこ」と同じくらいの傑作…

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オリヴェイラの初長編作。
40年代にして完成された傑作子供映画。
鑑賞前はボボ兄貴とか超強そうと思ってたけど、ポルトガルでのケイドロのこと。単語の意味はポルトガル人もわからないらしい。
少年の恋、喧…

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映画という媒体の魅力が多分に含まれた、マノエル・ド・オリヴェイラの驚異的初長編。

かつてのジャン・ヴィゴや後のフランソワ・トリュフォーにアッバス・キアロスタミらが作ったように子供らの感情の機微が瑞…

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sntn0408

sntn0408の感想・評価

4.2

ポルトガルにもドロケイとかはないちもんめとかあるんだなつかしい
児童文学っぽくて好き
途中、なんで子供たち誰もすぐに友達のもとに駆け寄って行かないんだいってツッコみたくなる所あったけど、垂直方向の位…

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なかけ

なかけの感想・評価

5.0
トリュフォーより20年早い子供映画。『新学期・操行ゼロ』を思わせるショットがいくつかあった。警察・泥棒ゲームが始まった途端に犯罪ノワール映画さながらの影の演出にびっくりする。あと猫を投げる。
主役の子の表情が雄弁過ぎて、どの感情もおなじ顔がけっきょくはあらわれているように見える。町の構造を利用した、みごとな空間設計。たのしい。

おなじ日「ドウロ河」
環境の、小津さんぽいあらわれ。傑作。

スリラー的冒頭が瑞々しいジュブナイルストーリーに自然に繋がる気持ち良さ。雑貨屋店主とお馬鹿店員のやりとりは至福だし、キス寸前の屋根落下にはシビれた。子供達の服が印象的で、ベストドレッサーはタートルネ…

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