このレビューはネタバレを含みます
こんな映画はじめてみた。西部劇のゴドーを待ちながらみたいだと思った。
メインの登場人物は4人で、ほとんどが荒野で馬に乗って移動してるところ。
街は1回だけ出てきて、セットも簡単なのがちょっとしか出て…
説明少なく、省略できるところは省略する素っ気なさがクール。基本みんなずっとイラついてるし、特にラスト間近の、追う側/追われる側共に極限状態になってからは緊張感がすごい。馬で男3人が追いかけあうところ…
>>続きを読む砂漠に目が慣れた人以外にはあまりにも不親切すぎるロングショットがかなり観る人を選ぶ映画でしたが、視力だけが取り柄の私にとっては「だが、それがいい」でした。
コインが本当に子供を轢き殺したのか、果た…
アメリカン・ニューシネマ前夜祭みたいな内容の西部劇で、モンテ・ヘルマン監督初期作品。ジャック・ニコルソンが高圧的な悪役を演じる。
この頃流行ってたマカロニ・ウエスタンとも明らかに違うし、従来の保守…
バカとワガママと殺し屋に振り回されるウォーレン・オーツが違和感を抱きながら進む荒野。不気味だし、荒野という開かれた空間の無防備さが不安にさせる。ぶっきらぼうに撮られた感じと、理解はしてないけど、とに…
>>続きを読むこれまた久しぶりの再見。徹底的に渋くてひたすらに不気味な時間だけが流れ続けたまま終幕する。これぞヘルマン。ジャンル映画としての西部劇もモンテ・ヘルマンが手掛ければとにかく異質な映画へと変貌する。超低…
>>続きを読むメインストーリーに主人公が絡まない&銃を持たないのがオモロイ。キーパーソンがセリフの中だけで語られ、女が目的も理由も名前も語らないので一見訳わからんけど実はシンプルな話。ラストもよく見ればどうなった…
>>続きを読むモンテ・ヘルマン監督の異色西部劇。「旋風の中に馬を進めろ」も超異色の西部劇だったが、それとはまた違ったテイストの異色さ。「旋風の中に馬を進めろ」は西部劇らしからぬリアリズムが作品の異色さを奏でていた…
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