さらば荒野の作品情報・感想・評価

「さらば荒野」に投稿された感想・評価

意識朦朧なのに砂漠に膝をついてキャンディス・バーゲンの子宮を撃ち抜くジーン・ハックマン。サディズムと面子を肥大させた末の執拗な狂気をみた。三人の構図。桃瓶巡ってキャッキャッやってた女と男とその親友はやるせなさすぎる悲痛な結末を迎え、三角関係の男女は画面に張りつく砂になった。業。よかった。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

4.0
70年代らしいバイオレンス西部劇の隠れた傑作。キャストも良いのにこの名作が過去にVHSソフト化のみというのが不思議である。
異常な執念で追いかけるジーン・ハックマンと、ならず者のオリバー・リード&略奪されたハックマンの妻キャンディス・バーゲンの逃走劇。
最新型の長距離用ライフルを持つハックマンが次々にならず者達を射殺していく凄惨なシーンは、完全に娯楽西部劇を過去のものにしてしまった感じ。
人間もそうだけど、馬も次々に殺されていくのが可哀想。
まるで獲物を追うようにジリジリとオリバー・リードをいたぶるハックマン。周囲の信用を無くすほど執拗に残虐に追い回す。キャンディス・バーゲンはふたりの男に性的暴力を受け、どちらかしか選べないという悲惨な状況にありながらも短い間だが愛のようなものを見出す。逃げ場がなくなり砂漠(死)へと向かうラストシーン。700m先まで撃てる54口径ライフル。
妻を奪って逃げた男を執拗に追い続ける変質者的夫をジーン・ハックマンが熱演
妻とのサディスティックなSEXシーンから、早くも嫌な奴感を撒き散らし、本来なら悪者側のならず者オリバー・リードと、拉致られながらも彼に惹かれるキャンディス・バーゲンに肩入れしてしまう
ホント、凄く嫌な奴だ!ハックマン(笑)
長距離狙撃が可能なルーガー銃とゆーシロモノも初見だったが、簡単にトドメを刺さず、遠くで眺めながらいたぶる事に喜びを感じてると思われるハックマンには格好の武器
ラスト、砂漠のど真ん中まで2人を追い詰めるも、既に気力が尽き、倒れた2人の脇に座り込む
この3人の構図が印象的
人妻を寝とる時は旦那の性格に気をつけよう