翼のない天使の作品情報・感想・評価・動画配信

「翼のない天使」に投稿された感想・評価

記録。
愛する祖父亡き後、少年は神を探す。

M・ナイト・シャマラン監督、『シックスセンス』で映画界を席巻する前年の作品。日本劇場未公開。

主人公の少年ジョシュアは大のお爺ちゃん子。亡くなった「じじ」が天国で元気に暮らしてるかを尋ねるために、神様を探す任務を自らに課す。

これは心が洗われますよね。心の洗濯。シャマラン作品によくある大どんでん返しも無ければ監督本人の出演も無いけど、真っ当に清々しい良い映画だと思いました。

何もかもが、或いは特定の何かがそれまでと違って見える。そしてそのことに気づきなんらかの感動を覚える。大人になって久しいと、そんな感覚になれること自体少なくなる。

子供の成長と大人の成長はきっと何かが違うんだろうなと思いながらも、意図的に物の見方を変えることは大人にもできるはず。色んな側面を見ようとする心持ちはきっと人生を豊かにする。

今、こんな世の中だからこそ「Wide awake」の機会は溢れてるのかもね。
観ていて心地いい映画でした。
世界観とかがめちゃくちゃ素敵で音楽とかも全部この作品にピッタリな音楽でクオリティは素晴らしい。
ただ内容が少し味気ない。
特に凄い展開がある訳でもないし最初から最後まで淡々と進んでくので中盤少し退屈だった。
登場人物は全員興味深く印象に残るような人ばかりでとても良かった。
特に主人公のお姉ちゃんがめちゃくちゃ良かった。
最後もしっかりと見せつけてくれたので高得点
ヒューマンドラマ好きにはたまらない一本
MikuOshika

MikuOshikaの感想・評価

3.7
シャマランのちょっといい話。
これからのシックスセンスだと思うと
なんだか納得。
小学5年生の時大好きなじじが亡くなった
神様は信じているけれど
じじはほんとに天国へ行って
幸せにすごしているのか
神様に聞きたいだけなのに
神様ってどこにいるんだろう
からの男の子の一歩踏み出す成長の話。
シャマラン、泣ける話かけんじゃん
あらすじ:人に優しくしていたら神様が微笑んでくれるよ。

神様を探すというミッションを開始した少年が考え方を変えて神様を見つけるお話。

かなり期待してた、シャマランの締まらん初期作。やっぱりシャマラン、心境変化の描写が雑なんですねぇ。「はい、神様はいますのでね。もう説明しなくてもわかるでしょ?」なんて説明じゃあね、無神論者が考えを変えるわけないんですよ…笑。

ジョシュアに奇跡が起こり始めたのは、その心のありようが変わったから。忌避していたイジメっ子や、邪険にしていたデブに、すすんで優しく接するようになったから。そういう人物に生まれ変わったから、あの日デイビッドの家を訪ねようと思い立ったんだし、ホープも彼を応援したのです。

しかし、肝心の心変わりのきっかけが、全く見当たりません。せいぜいシスターに話したり、神父に告白したり、色んな宗教の真似事した程度。それ(諦めず一心不乱に祈る)で救われるのが宗教のパワーなのだ~!…てことだろうけど、明らかに説明不足ですわな。。

大体、12歳男子ってのは「世界は捉え方次第で変わるんだ!」なんて発想転換できるほど成熟してないし、「じぃじが天国で元気か神様に聞くんだ♪」的なメルヘンを嘲笑し始めるお年頃でしょうし…ん~、シャマラン好きなんですけどねぇ笑
Melko

Melkoの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最高に爽やかな涙を流させてもらった。
なんて素敵な映画だろう。

大好きなおじいちゃんを亡くし、立ち直れない少年ジョシュア・ビール。
おじいちゃんが着てた服を着て、座ってた椅子に座り、ぬいぐるみに囲まれて寝る。朝がとびきり弱くて、ママに担がれ着替え、パパに抑えられながら歯磨きしてもらう。突然暴言吐いたりしちゃうけど、シニカルで真面目な控えめ男子。
彼が通うのは男子校のミッションスクール。お姉ちゃんは隣の女子校に通う。
やんちゃな親友デイビッド、ぽっちゃり汗っかきフランク、いじめっ子のフレディ等、個性豊かな旧友に囲まれている。そんな彼はある日思い付いた。「そうだ、神様を探そう。天国にいるじぃじが、幸せかどうか聞くために…」

じぃじとジョシュアのほほえましい関係性ももちろんだが、旧友や先生、隣の女子校に通う初恋の女の子ホープ等、学校関係者に悪い印象のまま終わる人が誰もいなくて、ジョシュアの奇想天外な試みをみんなで見守ってる感じが良かった。
それに、神様を探して躍起になるジョシュアを前に、「僕は神様なんて信じないね。悲しい出来事が多すぎる。」と言ってたデイビッドも、「神様探してるなんて変なの。」と言ってたホープも、みんな最終的に、「神様探しは続けて。必ず見つかるから。」と言ってたのが興味深かった。それも、色々やってもダメだから諦める決意をジョシュアが下した時に。それは、彼らが奇跡を体感したから。偶然ではない奇跡によって、命を救われたり人に出会ったりしたから、信じざるを得ないことになったのかも。でも、そう言う人がいるからこそ、バカにされてた「神様探し」が一転、尊いものに思えてくる。
ジョシュア自身が神様探しを通して、じぃじとの思い出に向き合い、様々に感じて考えることで、自分が避けてた子、いじめられた子に、真正面から向かう姿が眩しかった。

それでねー、涙が溢れたのはやはり徒競走のシーンだなあ…
じぃじの病気と残された命の期間が分かって、じぃじに走る姿を見せられるのはこれが最後かもしれない、と意気込むジョシュアは、途中で転ける。まだジョシュアがコース途中で疼くまってるのに、順位を読み上げようとするシスター。じぃじは、「まだゴールしてない子がいます」と。立ち上がり、泣きながら走るジョシュア。腕を広げるじぃじ。そこに飛び込むジョシュア!!ああああああぁぁ(泣)
大きなじぃじのガッシリしたハグは、一生忘れないね…ってグッときた。。後ろのエキストラのおじさん、泣いてなかった?笑

生きてる者は少しずつ前に進まなくちゃ。
何気ない日々の延長が続くけど、大切な思い出と向き合って、真理を理解した子どもは無敵。

感動なのに、ラストがシラける、なんてレビューも。ベタベタだけど、私はこのラストで良いと思う。
信じること・信じ続けることが大切で、思い出は、埋めるのではなく大切に抱えて生きていく。そして、天使は意外と近くにいて、翼のない者もいるのだと。
直球だけどこれは邦題の方が趣あって好き。
大切な人を亡くしたことのある方なら、いやそうでなくても何かは感じられるはず。色んな人に見てほしいシャマラン作品。

このレビューはネタバレを含みます

98年の作品だったのか
もう少し前の空気感感じてた
胸が撫で下ろされるような空気感
自分も朝眠過ぎたからめちゃくちゃ共感の朝笑
音楽のタイミングと台詞の間で
絶妙に泣かせにかかってくる
神父様に天国に届くようにって言われたら
それまで上の空だった讃美歌を
これでもかってぐらい全身全霊で届けてるの
声出た笑
定期的に観たくなる要素多々
そしてシャマラン次の年にもうシックスセンス
出来てるの凄い
難しい映画でした。
ジョシュアの心が純粋で少しづつ成長していく様に癒されました。
H

Hの感想・評価

3.5
神様を探す中で成長する男の子。

偶然と必然と奇跡と運命。
健気な男の子の心が綺麗でかわいくて、ホロリでした。

これからのシックスセンスは納得。
偶然は奇跡で
偶然は必然。
そして
偶然は運命。

人は
何かを知り
何かを乗り越え
大きくなったときに
求めていた答えを得るんだとおもう。

得ようとする
その間は苦しく辛いけど
きっと
それを乗り越えたご褒美を
神様はちゃんと、
見てるから。
くれるんだ。
シャマランの2作目。これも「信じること」をめぐる話なのだが、同じ「信じる」でも4年後に撮った『サイン』の方が格段に美しく神秘的な輝きを放つ映画であることは何よりも明らか。

シャマラン的な怪しさみたいなものはまだあまり出てない。
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