信仰心と野蛮さを兼ね備えた主人公達や、偽善かつ欺瞞が横行する領主サイドの兵士等、矛盾を抱えながら剥き出しで生きるキャラ描写が面白く、簡単には割り切れない多角的な人物造形が素晴らしいと感じた。特にヒロ…
>>続きを読む冒頭から神父が兵士に説教している奥で、妊婦が彼らに酒を振る舞い、飛んできた大砲が兵士を蹴散らしていく。聖なるモノと暴力と欲望がワンシーンに詰め込まれた雑多さが凄まじい。
ゲリラ戦、籠城戦、バイオテロ…
「聖マーチン」をスケープゴートにして暴虐の限りを尽くしてきたルドガー・ハウアーの姿が、背景の輪と合わさって焼け跡で聖なる存在そのものに重ねられる瞬間にこそ、全てが詰まっている。聖と俗の境界を揺さぶる…
>>続きを読むまさに原題そのものの映画。グレートウォーリアーズなんていう邦題は的外れにも程がある笑。ヴァーホーヴェンの悪趣味と中世のインモラルが悪魔融合した怪作。最近だと北野武が『首』で本作のような試みをしていた…
>>続きを読むポールヴァーホーベンの映画ってなんでこんなに面白いんだろう。
ストーリーはシンプルなのに、全ての人物が多面性を持って描かれていて、浮かび上がってくるのは非常に重層的且つ、ポールヴァーホーベン映画に通…
ジェニファー・ジェイソン・リーが処女のお姫様役を演じるってだけで絶対面白いんだけど、全編を通して生への執着を体当たりで表現していて素晴らしかった。
あと、ペスト犬登場辺りからの映画のテンションの高揚…