掛け値なしに素晴らしいメロドラマ。アカモミの木を育てるのには辛抱が必要だというのに、結婚は待てないというロック・ハドソン演じる庭師は最後には恋も木も同じなのだと気づいたのかもしれない。金井美恵子「愉…
>>続きを読む超王道のメロドラマ
演出が上手すぎる
子供や町の住民が見ていてイライラする、しきたりとか世間体とか本当にめんどくさい
濱口竜介の「Walden」でジェーン・ワイマンが「森の生活」を朗読するシーンの…
1950年代の映画なのに全く古さを感じさせない普遍性のあるストーリー。テレビが普及したのが丁度その頃なのに「他人の人生を延々と眺め続けるテレビを買うのは自分の人生から降りるのと同じ」というメッセージ…
>>続きを読む中流階級の未亡人である主人公と、その庭師(ロン)が世間体を乗り越えて結ばれるまでを描いた典型的なメロドラマ。噂話に付き纏われる同調圧力に満ちた「世間」と、ソローの『森の生活』に象徴される真実の愛があ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
好きすぎる。物語自体は単純で分かりやすい。年齢違いの恋とか、周りの反対とかは在り来りなコンテンツとは思いつつも、2人が恋に落ちるまでのテンポがいいのもあって見てて飽きない。
親と子は家族であっても…
息子がジェーン・ワイマンにクリスマスプレゼントとしてテレビを持ってくる描写の残酷さ凄すぎる。あそこであの餓鬼共ぶっ飛ばしたくなるよね。サークの作品アマプラにあるガビガビ画質の物しか観た事なくて、初め…
>>続きを読む大きな一軒家に囚われ、贈られたテレビの液晶画面に映る自分の姿を見つめる場面の虚しさ。出光真子の「清子の場合」を思い出した。だがこれは映画なので、天から奇跡が与えられる。映画で起こり得る奇跡がこの映画…
>>続きを読むレポートのための箇条書き
・人工的なセット(風車小屋)や照明(寒色と暖色の対比)→一定のトーンとして保たれているのでアイロニカルな印象は薄い、どちらかというと不信の宙吊り ブレヒト的なテクニックとは…
DVDの扉絵の女性が近代オランダ人の帽子を被っているように見えるが、50年代のアメリカが舞台の当世物の映画。色の対比が美しい。ギリシャ古典劇の素養を持つサークらしい抑制の効いた描き口。モーツァルトの…
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