天はすべて許し給う/天が許し給うすべてに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『天はすべて許し給う/天が許し給うすべて』に投稿された感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供たちのために結婚をやめるものの、あんなに結婚に反対してた子供たちは、自分の人生に夢中になると他人なんて(母親も他人)どうでもよくて、その辺りの虚しさの描き方がすごい。
ni
3.7

映像が本当に綺麗でため息
フロイト信者みたいな娘のくせが強すぎる
リメイク版(『エデンより彼方に』)を見たことがあったから、話の筋の予想はなんとなくついた。色々違うところもあったけど。
狭苦しいコミ…

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濱口竜介監督の短編『Walden』で使用された劇中で引用されるヘンリー・デービッド・ソローの言葉「たいていの人間は絶望を内に秘めて暮らしている」が聞けてよかった。大自然が美しく鹿も出てくる。
ハ
3.9

保守時代のブルジョワ・イデオロギー批判。ギョッとするような色味の瞬間はもちろん、軽快なテンポの良さも含めてアイロニカルだなと思った。あとやはり見えるのはアメリカにおけるToxic Masculini…

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『心のともしび』コンビなのでどうしても『心のともしび』のパンチが頭をよぎってしまう。噂をされる嫌な感じとロックハドソンの甘さは効いているが、子供の反発する感じは『いつも明日はある』の方が好みかな。娘…

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このレビューはネタバレを含みます

タイトルにHeavenとあるし展開的にも溢れ出るバットエンド臭だったが、見事確りハッピーエンドを勝ち取ってくれた。50sのスカーフファッションや社交クラブでのドレス姿など、当時のアッパーミドル層くら…

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kaki
4.0

ストーリーは至ってシンプルなもの。
普遍的なテーマを取り扱い、ベタベタなメロドラマをやり抜く天才、サーク。
キャメラや人物の配置、ライティング(特に夜光のブルーは美しすぎるし)全体の編集リズム感にお…

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社交界残酷描写とか子ども残酷描写とか、とにかく残酷描写にすこぶる余念がなくファスビンダーやトッド・ヘインズといったゲイの作家がこぞって支持するのがよくわかる。
クリスマスツリーを買う場面の植木屋に目…

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3.7

ほんとにお母さんは若い男が好きだったのかな?(ほんと、ごめんなさいね…)クラブやパーティーに馴染めなくて、自分の存在を証明するはずの夫と離別、子供からも疎外され、、な人生から抜け出すために恋しちゃっ…

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ファスビンダー「不安は魂を食い尽くす」のオリジナル。ファスビンダー版がより社会の底辺や孤独、悲劇さ、人間の残酷さが強調され、正直救いようのない作品だったのだが、本作はダグラスサークらしい救いと人間の…

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