水上勉の小説が先か、本作を観るのが先かで迷ってたが、映画を先に観る事にした。
3時間に及ぶ重厚な映画で見応えがあった。
三國連太郎、高倉健、伴淳三郎といった昭和の名優の演技も見ごたえあったし、左幸子…
嘘の価値の大きさ。信じる意味の大きさ。生きた欲が生きてる大きさ。変わらないのは人を殺した罪の大きさ。
地続きで描かれる娼婦も刑事も殺人犯もが、皆んな活き活きしてる。わかることじゃなく、どうわかった…
過去鑑賞。「宮本武蔵 一条寺の決闘」の内田吐夢1965年監督作品。「鮫」の鈴木尚之脚本。水上勉の同名小説原作。三國連太郎、風見章子、左幸子主演映画。
「砂の器」と並び、日本映画の傑作と称される。
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今作監督の内田吐夢という方は、三船敏郎を殺しかけた黒澤明監督よりも怖い監督だったと当時の役者さん達が言っているそうです
確かにこの映画の鬼気迫るシーンの数々は、
今では絶対やってはいけないパワハラ等…
水上勉原作、内田吐夢監督の敗戦後の日本を舞台とする、日本映画史上屈指の傑作。
何よりも主演女優の左幸子が最高。
純朴で、文字通り気立ての良い東北の芸妓を演じているが、この女性を左幸子以外が演じていた…
監督は「血槍富士」「宮本武蔵」五部作の内田吐夢。
主演は「切腹」「釣りバカ日誌」シリーズの三國連太郎。
[あらすじ]
敗戦直後の1947年(昭和22年)、北海道岩内町にて町を焼き尽くす大火事発生。…
3時間を長く感じずに鑑賞。
重く濃い内容、それを表現するに相応しい出てくる俳優達の顔面の含蓄さ加減。
今の俳優さん達だと皆んなつるんとしてるから、同じ時代設定でもこの濃度にはならないだろう。
左幸子…
しっかし変な映画だったな
悲しい境遇を押し殺しながら、飽くなき上昇志向で篤志家を演ずる三國蓮太郎
一夜すらも共にしていない相手の爪を後生大事にしている、もはや狂気すらも感じる、左幸子
2人を追って東…
休憩無しの3時間作品て当時としては異例なのでは?しかし時間を感じさせることなく惹き込まれた。
六尺以上の大男と称される三國連太郎の悲しきモンスター感。あの展開は予想外😅
左幸子の一途さは半ば狂気…