裏庭ミュージカルと呼ばれるジュディ×ルーニー共演作、何気に初めて観たかもしれない。そもそも日本でそんなにソフト化されてないし…。 無字幕で観たのでミッキールーニーがボケ倒してるところが一切わからないのが残念だった。「夢の工場」なら西部劇とミュージカルどっちも1つの作品の中に詰め込めちゃうと思うとビビる。ガーシュインの曲は相変わらず神だけど、バークレイが演出した最後のレビューは二番煎じという感じで激しく微妙。でも、Could You Use Me?はサイコーだった。それと、ミッキー・ルーニーは思っていたよりチビ。
今までの2人の共演作と異なる点として、ルーニーがジュディに片思いしていることが印象的でした。(それまではジュディがルーニーに片思いばかり!) また初期の共演作"Babes In Arms"等に比べるとジュディがみるみる大人の女性になっている一方、ルーニーはあまり変わらず、2人の釣り合いが取れなくなってきているのも気になるところではありました。
挿入曲は流石ガーシュインといった感じで、有名な曲が目白押し。 アップテンポのナンバーも素敵ですが、個人的にはジュディがしっとりと歌い上げる"Embraceable You"と"But Not For Me"のバラードが素晴らしかった◎ カウガールスタイルのジュディと大人数のダンサーたちによるフィナーレ、"I Got Rhythm"も必見。このナンバーはバスビー・バークレーが手掛けたものの、ジュディとの確執からクビになったとのことですが、やはり豪華さには他と比べ物にならないところがあり興味深かったです。