天空のからだの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『天空のからだ』に投稿された感想・評価

4.5
アリーチェ・ロルヴァケル監督、
長編第一作からず抜けた才能!
富井
-

複雑で不純な大人や教会に対する不信感を抱く少女マルタ
しかし純粋無垢な子どものままではいたくない、という矛盾

この映画の人間関係や全体像が集約されたオープニングが秀逸!
世界が一気に広がるラストも…

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sonozy
5.0

アリーチェ・ロルヴァケル監督はデビュー作から素晴らしかった。

スイスから10年ぶりに母親リタの故郷、イタリア・カラブリアに、母と姉とやってきた13歳の少女マルタの物語。

形骸化し本来の意味を失っ…

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ぱ
-

子供の清らかな目を通して社会の粗を映し出すとか、そういうよくあるテーマは割とどうでもいいのだが、主役の彼女はべつに特権化されることもない。体の変化はシワ寄せでもなく、大人など関係なしにどうしようもな…

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Shaw
3.5

これは正直、デビュー作あるあるな、寄り+手持ちの連発とダラダラ感であまりノレず、なんかよう分からん感じもあるが、丸切り『サタンタンゴ』なショットやエンディングやら、色々と印象に残るシーンがこの監督の…

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「他人に見られていたらしないこと」が印象的に描かれていた。猫を"捨てる"場面、自身の胸を見つめる場面、靴下を嗅ぐ場面、神父のベッドに倒れこむ場面。

ロングショットが綺麗、は確かにそう。ただクロースアップの連続は疲れるし意味あるのかこれ。肩越しショットの切り取り方はちょっと良い。

演芸と資本主義に呑み込まれた形ばかりの宗教、これは非常にどうでも…

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4.0
【鑑賞メモ】

怪しげに光るブルーネオンの十字架。
崖下の、青々とした海。
青白い光に透けるレースのスカート。

主人公の女の子の、無垢さと反抗心の混じった横顔が頭に残る。
NS
4.0
ロングショットが印象的だった。
昼
-

車の天井に括られて丘を降りるキリスト像をなぜか空撮しない、その後で崖から落ちたのを真上から撮っていて経済的でいい。無垢な子どもの視点で共同体を解体するのは初期のエリセを連想したし、少女と司祭が海辺の…

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