姉妹坂の作品情報・感想・評価

「姉妹坂」に投稿された感想・評価

2002年12月8日、鑑賞。

大林宣彦監督って、出来・不出来が極端で、この映画は「不出来」の部類。

映像センスが良いのは、どの映画も概ね共通しているのだが、物語が幼稚だったり面白くなかったりする映画があり、残念。

この映画、若い沢口靖子は良かった。
でも、尾美としのり、宮川一朗太が、物語の中心人物というのは、いただけない。
何故この二人がモテモテの役なんだか意味不明???
春21号

春21号の感想・評価

3.7
名作が続いていたこの当時の大林作品の中ではやや小ぶりな印象でした。
ただ、四姉妹の魅力そして尾美としのりさんの魅力は凄まじくそれだけで見入ってしまいました。
でも最後の展開は頂けないな 幾ら愛していたからってあれは…

大林節はやや控えめですがそれでも大胆なジャンプカットや幻想的な合成使いなどは健在でした。
この当時の大林作品といえば尾道から抜け出し時代にコンパインした作品を作っている印象でした。本作はもろその系譜にあってメロメロのメロドラマです。
昭和臭全開でこの当時としても古臭はありますがストーリーには充分引き込まれました。
ただ、大好きかと言われればイマイチでやや弱い作品なのは間違いないです。
ストーリーをなぞっているだけで迫るものが無い 良くあるテーマを分かりやすく抱擁している感じがして、これが大林作品か…
と少し残念に思いました。

少し力の抜けた大林作品といったところだと思います。
しう

しうの感想・評価

4.3
子供が大人になるように映画の持つトーンも価値観もスライドしてゆく。
尾美さんの謎の格好良さは「野ゆき山ゆき海べゆき」と並ぶ。
浜辺の星のシーンはクレイジーに美しい。
メロすぎるドラマ、ベタすぎる合成、浅野温子すぎる浅野温子。センチメンタルムード出し過ぎの音楽は耳障りだし、象徴性しか感じない色彩も暑苦しいし、ひたすらにツッコミを入れ続ける100分。ただし嫌いではないです。原作未読でも無理矢理全部詰め込んだのがわかる感じが楽しいし、バブル突入前の日本の狂った感じがところどころで迸ってるのもよい。談笑するモブ西洋人夫婦を背にして黙りこくる女を真正面から撮るカットにはハッとさせられた。

若き日の科捜研の女やほとんど変わっていない紺野美沙子も悪くないですが、やっぱりワンレンをかきあげる浅野温子が一番ヤバい。
メロメロメロドラマ。浅野温子の神秘的魅力が無茶な話を美しくまとめ上げる。
● 『大林宣彦大全集 ('97 7/27〜8/31)』特集上映
(初公開: '85 12/21〜)
配給: 東宝
ワイド(ビスタ) モノラル
8/31 13:15〜 大井武蔵野館にて観賞
フィルム上映 モノラル映写
尾道 a movie book購入
作品単体パンフ発売無し

同時上映:
「さびしんぼう」

(初公開時同時上映: 「雪の断章 -情熱-」)