鬼才キム・ギドク監督が、今回も、如何なく鬼才ぶりを
発揮した作品。
一言も発しない寡黙で何度も喉をかっ切って自殺を試みる死刑囚を
チャン・チェンが好演。
つかみどころのない人妻を演じたチアの怪演も…
この死刑囚役は結構お約束的な役者で、基本的に話をしない。
今作はそんな死刑囚に倒錯した好意をよせる女の怪演が凄まじくて背筋が凍った。
刑務所内でも四季折々の色彩をここまでビビッドに表現できるものな…
ホレタハレタハイノチガケって感じ、昭和じゃよく感じられた価値観なんだよなあ。
今の時代においては訳わかんないよなあ…でも好き。
今作もキムギドク監督テイスト炸裂。6作目の鑑賞でも未だにハイレベルで…
積み上げる愛。
本作では性描写も抑えられ、上品なムードさえ漂う。丁寧に積み上げる愛が描かれる。死刑囚と女。女と旦那。死刑囚と同房の男。
今までのギドク作品があまりにも積み下げる愛ばかりを描…
摘出されても人体に全くと言っていいほど影響が出ないにも関わらず多機能を有する脾臓のような作品です。これだから映画はやめられません。キム・ギドク「ブレス」
キム監督の次作「嘆きのピエタ」には作り手が…
このレビューはネタバレを含みます
『接吻』と似た話だけどなにか影響があったんだろうか?しかし、キム・ギドクほど「クソマジメ」という言葉が似合う監督もいない。題材をものすごく誠実に扱って映画を作ってるんだけど、その真面目さが極端すぎ…
>>続きを読むキムギドクの世界観が詰まった独特の作品。 最後の最後に、
全てが凝縮されてる様な映画
死刑宣告された囚人と、夫が浮気している妻との強烈な関係。
春夏秋冬 面会に訪れる度に、変わりゆく壁紙が印象…