天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命の作品情報・感想・評価

「天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命」に投稿された感想・評価

新左翼から新右翼に転向、のちに『天皇ごっこ』という小説を書いた異色の活動家、見沢知廉のドキュメンタリー。
ハイライトは、見沢と共に仲間を内ゲバで殺した人が顔出しでインタビューに答えているところで、「殺人者の顔出しインタビュー」というのは、かなり貴重ではないだろうか。
その人は真摯に話をしているような気はしたけど、それでも、人一人が殺されるほどの理由があったかというと首をかしげる。
本編では別の人間が、見沢について「こんなことで捕まるのはもったいない」みたいに語っていたが、こんなことで殺される人の方がたまったもんじゃないだろう。
メモ
見沢氏の本は殆んど読んでいるが、この映画からはこれといって何を得るでもなかった。
見沢知廉さんを知ったのは、首都大学東京の宮台真司教授の本がきっかけです(「援交から天皇へ」というタイトルです。凄いタイトルですよね。宮台教授が他の作家や映画監督の作品を批評した内容です。)。
天皇ごっこは元々見沢氏が刑務所の中で書いた小説ですが、映画は三沢氏の自伝となってます。(因みに三沢氏は2005年にお亡くなりになってます。)
映画ではなく、小説の天皇ごっこの話ですが1つなるほどと思った記述があります。
「同じ立憲君主国である日本とイギリスを比較して、なぜイギリスの王室はスキャンダルが起こるのに、日本の皇室では起こらないのか?
それは日本には俺達右翼がいるからだ。言論の自由は確かにある。ただし、皇室を批判するなら死ぬ覚悟(テロにあう可能性)をもってしろ。」
確かにこのようなプレッシャーがスキャンダルの抑止になってる気がします。