怒りの日の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『怒りの日』に投稿された感想・評価

3.7

"魔女狩り"の物語。宗教の集団暴力、異端視による強制排除。憎悪による告発と、惨虐な火刑による惨殺。宗教の善悪を問い、集団心理に流される人心の弱さを晒す。ドライヤー監督の冷徹な視線が映しだす信仰の歪み。

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4.2

恐ろしや魔女裁判。

男たちが、宗教というルールに当てはめて異なるものを排除する理由にしている、と認識していたが、女も加担していたか。
人間全般の排他的な一面が生んだ行為。

アンネは愛し愛されたか…

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5.0

光と影のコントラストがどこまでも美しい画面。
室内の厳格さと密会する屋外の官能的なショットやカメラワークの対比。
愛を知ったあと明らかに可愛くなるリスベット・モビーンにちょっと笑う。
刺繍越しの切り…

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よかった!

細部確認しながらもう一回観たいな。

アンネを演じる女性(リスベト・モーヴィン)の時に無垢に見えつつ、夫に挑戦的な眼差しを見せる表情の豊かさが素晴らしい。対して男側は、憔悴していくアプサロンのように弱さが際立っている。
ドライヤーは長ら…

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ジム
4.2

本作のヒロインは現在のホラーアイコン
に影響を与えただろう顔立ちでモノクロ
を退屈に感じさせない映像は、光の表現
が際立っており、世界観との相性も良く
魅力が伝わってくる

物語に登場する人物に純粋…

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4.7
これかなりいいね光と影と
聖なる映画作家 カール・ドライヤー特集
H
-
ここに来て初めて観たドライヤー
美しいな、日本語字幕で見たいという気持ちしかない、絶対読み取れてない会話がある

【鑑賞記録】
1943年 デンマーク🇩🇰

17世紀のデンマークが舞台のいわゆる「魔女狩り」を描いた作品

魔女狩りの恐怖とニンゲンの心理のえがきかたもさることながら、モノクロ映画ならではの光と影の…

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