日ソ合作の児童映画だが、画作りといいキャストといい大映映画の趣。
大映児童映画の名作『ボクは五才』同様に父を訪ねて少年が旅立つ話だが、まさかモスクワまで行くとは思わなんだ。
とはいえ室内シーンが多い…
衣笠貞之助監督の最後の劇場映画(共同監督)。史上初の日本とソ連の合作。日本側スタッフは撮影に宮川一夫、脚本に「生きる」(1952)など黒沢明監督の常連・小国英雄。主演は同年の「ウルトラマン」(196…
>>続きを読む日本人の少年が父を探しに1人でモスクワに旅をする日ソ合作映画。7つのマトリョーシカに願い事を吹き込み、着々とモスクワに近づいていく。言葉は通じないが、少ない情報で意思疎通をはかる少年とロシア人の様子…
>>続きを読む「小さい逃亡者」
冒頭、ここは東京。父を訪ねて少年がモスクワへ旅立つ。ロシア人の若者との出会い、仕事を探し、列車に乗る。サーカス団の一員、日本国大使館、レニングラード、マトリョーシカ、バイオリン。…