日本誕生の作品情報・感想・評価

「日本誕生」に投稿された感想・評価

120分ぐらいの短縮版で鑑賞。ほかの方が書いているラストの天変地異はなかった。
ヤマトタケルの物語に天照大神とヤマタノオロチのエピソードを加えた超大作で、私はこの辺の神話を知らないのと、旧作邦画のスターたちが出てくるので楽しめた。
司葉子さんが昔のファッションなんだけど、本当にため息が出るような美しさ。三船は王子の役にはトウが立っているような気もするけど、ほかにこの役をできそうな俳優もいないよなあ。

「永遠の映画スター 三船敏郎」@新文芸坐
日本神話の映画化だけど、堅苦しさゼロ!個性豊かな神様のアクション、ロマンス、裏切り。キングギドラみたいなヤマタノオロチ退治シーンのおまけ付き。ラストは味方に殺されたミフネの魂が白鳥となって天に舞い、その怒りと悲しみが火山の噴火となって全てを焼き尽くす。
ジブリが好きな人は全員見るべし!!
この作品、たまたま古代の日本の歴史に興味があったので鑑賞してみたんだけどけっこう良かったように思う。噂ほど酷いようには感じなかった。
長い作品だけどあまり中だるみしなかったし、当時としてはなかなか画期的な特撮で、当時の旬の俳優女優の豪華な競演もあり、当時の東宝映画の力を感じさせた。
あの時代にしては衣装もキレイすぎるし、女性のお化粧も綺麗すぎるだろうっていう突っ込みも入れたくはなったが、この時代の背景を映しているのはなかなかない。洋画は、古代ローマの作品はけっこうあるのに、日本は戦国~江戸時代ばかりが撮られている印象があったので意外にも結構新鮮だった。
同時期の名画「ベン・ハー」と雰囲気が似ている。たださすがにあれと比べると船のシーンとか見劣りしてしまうのではあるが。

酒に酔うヤマタノオロチがちょっと可愛かった。
特撮としては、ヤマタノオロチが見せ場だが、なんか盛り上がらない。しかし、長すぎ。
神々しくない神様がいっぱい。ヤマトタケルの最期に口あんぐりだが、特撮の東宝としてはやりたかったのだろう。音楽もスペクタクル。
水のシーンの色が綺麗
ヤマタノオロチの前でちょこまかつんつんしてるのが楽しい
最後の撮影編集技術がすごい
くぅー

くぅーの感想・評価

3.6
記紀の世界を描いた稲垣浩監督の渾身の三時間超の一本は、もうただただ恐れ入るしかなかった。
特撮監督にはあの円谷英二を配し、独特のスペクタクルな映像を垣間見せ、キングギドラを彷彿させるヤマタノオロチに、ラストの荒れ狂う天変地異のシーン…正直、個人的にはこの2シーン以外はあまり印象に残ってないけど。
それにしても豪華なキャスティング…三船敏郎の二役に、鶴田浩二から志村喬に東野英治郎に中村雁次郎に、小林桂樹らから、司葉子に水野久美に上原美佐に田中絹代に香川京子や原節子らの目移りする女優陣も圧巻でした。
ysak

ysakの感想・評価

3.5
「古事記」実写化とか、こんな無謀な企画をよく通したなと。オープニングのトンデモ感すごいけど、この時代によくぞここまでやったなぁという印象強い。
終始とんでもないことになっている映画。
1シーン1シーン目から鱗の文化が沢山で、歴史の資料集を見ていたあのワクワク感を思い出した。
セット、美術、衣装、残ってないのだろうか?

僕は日本の神話を学校で教えられて学んだという記憶がない。自分の国の神々の話を知らないというのも変な話だなと思う。
日本の神様は「誰か」ではなく、「自然そのもの」であり「八百万」であるし、それらを神とできる精神を取り戻せば、もっともっといい世の中になる気がする。
それは、自然を大切にということではなく、一神教のように「唯一絶対のなにかがあって、それを正解とする」という精神性から脱却するためで、人生の自由度を増やすためになると思います

「今の生活が苦しかったら、大昔のおおらかな話を思い出せ」
という台詞がグッと来ました

スケールがとにかくでかく、特撮もとても楽しめました!名優達の役どころ笑っちゃうけど、ヤマタノオロチの造形最高。青い目が光っててかっこいいー!しかし3時間は長い(笑)
Shintaro

Shintaroの感想・評価

3.7
黄金期の日本映画を感じる一本なのは間違いない。

ジョンヒューストンの『天地創造』と対を成すような存在感を感じます。
豪華キャスト勢揃いして、正直今見るとギャグにしか見えない神話描写…。
知っている顔がいなければ、壮大でヤバい宗教映画になってしまうギリギリな感じが何か凄い。
志村喬のヒゲ面は最高です。その弟役 鶴田さんはいい奴でした。原節子さんが天照大神をされるのに何故か説得力がある。
特撮と実写の合成は流石。半世紀前といえ違和感なく迫力申し分ない様は円谷英二の偉業。

日本の神話は1ミリも知らなかったので、大筋が学べて良かった。
特撮の勉強にもなる映画だと思いますね。
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