わたしの願い/わが望みのすべての作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『わたしの願い/わが望みのすべて』に投稿された感想・評価

pika
3.5

カメラの緩急や、鏡や窓などを使ったきめ細やかな演出、キャラクターの背中越しに見せる感情表現など、画面の隅々に広がる計算されたきめ細やかな演出が素晴らしく、目で見てるだけでも面白いのに、頭で効果を理解…

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とにかく素晴らしい。フレームの濃密さ。フレームのなかにある3つの構図。またしてもサークの旅芸人もの。演劇の中の演劇。不意にうたれる拳銃。街は上から撮られ、家庭は階段の下から撮られる。
視点があまりにも多く、その模様をまさに窃視症的に覗き込む、観客の優越に酔いしれる。

80分にしてあまりにも語りすぎているとんでもない作品
寝不足が祟って途中何度か意識飛びかけた(⁠*⁠_⁠*⁠)
結末モヤモヤするけどメロドラマって考えたらアレがベストなんでしょうか。今だったら絶対ああはならない。
けどテンポ良すぎておもろかった
バーバラ・スタンウィックに眼福
4.7

これまたうまいオープニング。一気に作品の世界に引き摺り込む。
バーバラ・スタンウィックの逞しく情感たっぷりな演技が、派手めの顔や低音ボイスと相まって際立つ。彼女の存在によってこの話に説得力がもたらさ…

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4.1

効率良く映画のテンポをすすめる為には、家の間取りが少々変でも気にならない。
階段や鏡、大道具から小道具まで画面に映るものに機能をもたせる。
そんなさりげない演出の積み重ねによって、シナリオの意図通り…

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2025/1/23 @シネマヴェーラ渋谷
デトレフ・ジールクからダグラス・サークへ
相変わらず強くてたくましい女性が主人公。確かにこの時間内に話の展開がすさまじい。彼女自身意思が強そうだから、家族の…

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4.5
窓やら鏡やらを駆使したショットの数々に、変な配置の階段を使って複雑な関係性を巧みに見せてくれる。
家族の前で名演技を見せようとするバーバラ・スタンウィックに泣く。
ようやく鍵を使えるラスト。うう〜。

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