わたしの願い/わが望みのすべてに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『わたしの願い/わが望みのすべて』に投稿された感想・評価

とにかく素晴らしい。フレームの濃密さ。フレームのなかにある3つの構図。またしてもサークの旅芸人もの。演劇の中の演劇。不意にうたれる拳銃。街は上から撮られ、家庭は階段の下から撮られる。
視点があまりにも多く、その模様をまさに窃視症的に覗き込む、観客の優越に酔いしれる。

80分にしてあまりにも語りすぎているとんでもない作品
4.7

これまたうまいオープニング。一気に作品の世界に引き摺り込む。
バーバラ・スタンウィックの逞しく情感たっぷりな演技が、派手めの顔や低音ボイスと相まって際立つ。彼女の存在によってこの話に説得力がもたらさ…

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4.1

効率良く映画のテンポをすすめる為には、家の間取りが少々変でも気にならない。
階段や鏡、大道具から小道具まで画面に映るものに機能をもたせる。
そんなさりげない演出の積み重ねによって、シナリオの意図通り…

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4.5
窓やら鏡やらを駆使したショットの数々に、変な配置の階段を使って複雑な関係性を巧みに見せてくれる。
家族の前で名演技を見せようとするバーバラ・スタンウィックに泣く。
ようやく鍵を使えるラスト。うう〜。
ユロ
5.0
登場人物の多さに対しての捌きが上手すぎる。普通少なくとも120分は要するであろう内容を80分で収めるという離れ技。
サーク以上にコスパのいい映画監督はなかなかいないのではないか。
じつに効率の良い舞台装置、動線演出。
ラストもハッピーエンドじゃないでしょ。否定する人間が家族にいる。迎え入れられているだけ。
mrhs
4.7
あるゆる意味で味の濃すぎる映画に老メイドの恋愛がハッとする清涼感を与えている………ような気がする。恋愛も成熟も裏切りもアクションも全てここにある……ような気がする。サークはすごいねぇ……
5.0

爆裂に面白い。まっすぐな離婚夫婦映画なので大好き。面白い時のサークはおもしろ密度が高すぎて、ここも良いあれも良い、結局全カット良いみたいになってツッコミが追いつかない。
娘の演技を見て涙ぐむスタンウ…

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4.2

『私を町まで連れてって』で喜劇もシリアス劇も匙加減ひとつだなと思ったけどあのアン・シェリダンは『わが望みのすべて』のバーバラ・スタンウィックと似て非なる人物設定、やはりこれも匙加減ひとつだったのだな…

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