2025/1/23 @シネマヴェーラ渋谷
デトレフ・ジールクからダグラス・サークへ
相変わらず強くてたくましい女性が主人公。確かにこの時間内に話の展開がすさまじい。彼女自身意思が強そうだから、家族の…
無駄なシーンが無い。むしろ被せ気味だが慌ただしい印象は全く無い。情感の籠った場面はグッと迫ってくるが引きずらない。カメラ移動で微妙に変わる構図で物語を展開し、主人公や取り巻く登場人物達は最後まで違和…
>>続きを読むタイトルで検索するとアテネフランセの誤字だらけの長文あらすじ紹介に行き当たる事が出来るのだが、誰がそれを読んでこの映画が80分で終わると思うよ?ってくらい異常にコンパクト、これ以上引いても足してもダ…
>>続きを読む父サイドの長女ジョイスと母サイドの次女リリー、情夫ダッチサイドでもない末っ子デッド。子供の策略は大人の欲望のせいで破綻する。『いつも明日がある』と同様に安定した集団を揺るがす侵入者だけど、スタンウィ…
>>続きを読む自分の欲望を押さえることなく、本能的に生きる妻。家出から戻ってくる。困惑する家族。かつて、町の男と不倫をしていたので、町の人々も蔑視する。だが、妻は夫、家族を大切にすることが幸せなのだと悟ったのだ。…
>>続きを読むカメラに動きをつける機能的な位置に階段を据えた間取りがまず良い。人物が豊かに動き、視線の高低差によって家の中に舞台の様な空間が形成される。このドラマを80分程に凝縮したサークの流暢な語り口には脱帽だ…
>>続きを読むあまりに軽薄で嘘くさいラストのハリウッドに呑まれた感…。スタンウィックのファム・ファタールっぽさは良く、メロドラマ主題は男女間のみならず親子の間にも「愛」として立派に成立している。階段の柱が二人の心…
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