日本でバブル世代を描くのが難しいように、アメリカでジャズ・エイジを描くのも非常に難儀な仕事だろう。
例えば戦時下のように特定の対象物だけ描き出しても足りず、空気感そのものを描かなければ本質的でないか…
バズ・ラーマンの画は騒がしい。
ディカプリオのギラギラしたギャツビーもキャリー・マリガンの儚げなデイジーも好きだけど、この騒がしさはやっぱり苦手。しかもニックが語り手となって全部説明しちゃうので物…
アカデミー賞(美術・衣装デザイン賞)受賞の華やかな作品の中に潜んだ「どろっとした人の欲」が本作の見どころでした。
どこに嘘が潜んでいるのか?を探すより、真実はどこに?誰が?を探す事に、徹してしまう…