直接的な残酷描写をガッツリ見せるんじゃなくて、どこか寓話的・神話的に処理してるから、不思議と美しいものを見てる感覚になる。
最期の群衆の場面も、非倫理でグロテスクなはずなのに、ひたすら快楽に圧倒され…
今まで観た中で最も衝撃的な変態映画かもしれない。これほどのものはなかなかお目にかかれないだろう。
まず冒頭から度肝を抜かれるのは映像や演出のセンスだ。人本来の持つ生き物としてのニオイをグロテスクな…
映像美はやっぱり圧倒的。腐敗したパリの空気や、香料のきらめき、肌に触れるような質感までスクリーンから匂ってくるみたいで、感覚が揺さぶられた。発想もすごく独創的で、「匂い」という目に見えないものを映画…
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