フィガロ・ストーリーの作品情報・感想・評価

「フィガロ・ストーリー」に投稿された感想・評価

tak

takの感想・評価

3.3
発売される新車宣伝の為に、劇場映画が製作されたことは極めて珍しい。「フィガロ・ストーリー」は日産が1991年に世に出したフィガロの為に製作された。今ネットで溢れている長編コマーシャルフィルムの先駆けとも言えるけど、前面に車が出ている訳じゃない。あくまでストーリー、作家性重視の稀な劇場映画なのだ。

まずは僕の愛車、日産フィガロの話をさせてください。レトロなデザイン、オープンカーになるキャンバストップ、1000ccの小型車だけどターボ搭載。スペアタイヤ1つで既にいっぱいになるトランクや、やたら重いドア、4人乗りって嘘でしょ?と言わんばかりのバックシートなどとても実用的とは思えない部分もあるが、そんなの気にしない。これはカッコで乗る車だもの。当時のハウステンボスではパーク内を走るレンタカーに採用されたし、わたせせいぞうのイラストにも出てくるし、イギリスで人気爆発してエリック・クラプトンなどセレブが乗った。発売からウン十年経った最近は「相棒」で杉下右京の愛車として登場するし、「攻殻機動隊 新劇場版」にも登場している。

3話オムニバスの「フィガロ・ストーリー」は、当時の新進映画作家を集めた作品。フィガロが全話に登場するのが共通点で、それぞれの監督が男と女の姿を描き出す。後に「イルマーレ」リメイク版を撮るアレハンドロ・アグレスティ、ビンセント・ギャロの「ガーゴイル」を撮るクレール・ドニ、そして「私立探偵濱マイク」シリーズの林海象。

流しっぱなしにしたいオシャレな映像。特に林海象監督の東京編「月の人」は、全く台詞がなく、幻想的な映像で東京を違った色に見せてくれる。全編モノクロームのニューヨーク編が最もストーリーがしっかりしていた印象がある。パリ編の図書館で視線が行き来する物言わぬ恋も素敵。今観ると長編PVとでも評されるところだろう。そりゃそうだ。だって車のPVなんだもの。その車は全編のわずか数分しか登場しないのもオシャレ。

とある日本映画の撮影でエキストラカーの募集があって、僕は愛車フィガロで参戦。瑛太のバイクと何台かすれ違うシーンの撮影に臨んだ。ハンドルを握るのはカースタント担当のプロの方で、僕は助手席に乗っている。わくわく。瑛太が近づいてきた。その瞬間、声がした。「カット!」…え?
完成した映画見たらよく見る軽自動車ばっかし写ってやがる。募集のとき、オサレな代官山のイメージって言ったじゃーん!(ToT)
通信制限だし、ざっこいWi-Fiしか家にないからたかが40分程度の『keep it for yourself』見るのに2時間かかった。
卒論執筆しなきゃなのに、時間返せ
mfvlt

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3.0
クレール・ドゥニ『Keep It for Yourself』
sae

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3.5
ニューヨーク編だけ
モノクロのニューヨークをこんなお洒落に撮ってしまうドニ。
最後、お腹すいたから何か食べようってなり、フランス人女性の方はクロワッサンがいいって言うけど、彼の方はハンバーガーにチキンに〜って被せてきて、いやいや、でもクロワッサンが、って笑いながら言い合う2人がキュート
yum

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3.0
観たのはもう25年くらい前?
パリ編、日本編、ニューヨーク編のオムニバス3部構成で、ニューヨーク編が好きだった。
主役の女の子がフランス人で、ボブにミニスカートがかわいかった。
おとなしそうなのにシャワーシーンでは脱ぎっぷりもよく、意外な巨乳もアンバランスでよかった。
マルボロライトを吸ってるのを見て、私もまねして吸ったのを思い出します。
日本編、パリ編はちっとも面白くなかったので記憶が薄い。
t

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①ライブラリー・ラヴ(アレハンドロ・アグレスティ)
夜の図書館、より魅力的な本の装丁についてモノローグしつつストーキングを開始する掴みが良い。落とし所がいまいち分からない。
②月の人(林海象)
木村威夫が美術で、男女の行為を舞踊で表すパートがやたら官能的だが、このファンタジーは肌に合わなかった。好きな人は好きそう。バードマンも出る。
③キープ・イット・フォー・ユアセルフ(クレール・ドニ)
「パリ、18区、夜」の如く女性がニューヨークで直面する孤独と出逢い。見知らぬ土地の殺風景な部屋で横たわるということ。ただ歩く人物をどうしてこう魅力的に撮れるのか。オチも良い。ドニ、ギャロほんと好きだな。
habtex

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『月の人』林海象
ビデオ時代の青い映像が心を惹く。
美しい狂宴。ダンスで暗喩するセックスの後に、露骨な卵を出産するのが非常に妙なバランスで焼きつく。
月明かりの妖艶さってこれだよなぁ。

『Keep it for yourself』クレール・ドゥニ
白黒がマジでかっこいい。普通に、こう、物語の運びが魅力的なだけで映画は成立するんだな。ゴダールとか観ても思うけど今ってこういう映画なかなか撮れないよな。
ひとつひとつの映像に付随する意味が多すぎて。
良き時代という感じ。
skip

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ニューヨークをああやって早歩きされちゃうとズルいよね。色が抜け落ちたドニだけど白黒だと心なしか身体が軽い。移民の設定とか。最後はチャーミングだしやっぱり狙いうちされちゃった。あと仏編もちゃんと印象的と記さないと。
yuria

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3.8
3人の監督のオムニバス。一作目のアレハンドロ・アグレスティは長編を観たことが無いけれどああいうふうにクロワッサンを出して来るだなんてそのかっこよさに痺れてしまった。ドゥニの短編は歩く、その歩幅がいい。