もうずいぶん以前の報道ではあるものの、この映画を振り返るたびに、日本の老夫婦が焼却炉に入り自死したニュースを、抱き合わせるように僕は思い出すことになる。妻の介護に限界を感じた夫の遺書の始まりは、「今…
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あまりにも残酷で
そしてリアル過ぎて
直視するのが辛かった…
でもこれが誰にでも平等にやってくる老いと別れ
いつかの為に知識と覚悟は必要なのか。
こういった作品を今まで観てきて…
半身麻痺になった妻を夫が介護する話。
老老介護をテーマとした作品は以前にギャスパー・ノエの『VORTEX』を観たが、VORTEXは死へ向かう姿を淡々と記録していた印象で、本作は夫婦の愛を主軸にしたも…
ハネケ作品ではおなじみの、冷たさすら感じる俯瞰のショット。思わず身構えるが、拍子抜けしてしまうくらい直球に、画面はパリのアパートでの老夫婦の暮らしを淡々と捉えている。
裕福なリタイア後の高齢者。もと…
ミヒャエルハネケ監督作品。
老夫婦の最期を描いた傑作。
不必要なシーンは撮らない、説明的なシーンも撮らない、ワンカットでできるシーンはワンカットで、などが初期作品以上に徹底されていて、円熟味を感じ…
話したって現状は何も変わらないのだから説明する気も起こらない…この態度には心当たりがありとても共感した。悪夢。パートナーであり、且つ本人が苦しんでいて、自身も日に日に追い込まれていく。その姿は悲しく…
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