初期〜中期のハネケを攻めておったがこれは近作。ハネケにしてはショッキングな描写が抑制されてはいるが、逆にこの静かな、しかし対象を確と見据えた手加減しない演出に戦慄。端的に言えば「老老介護とその結末」…
>>続きを読むハネケ作品ではおなじみの、冷たさすら感じる俯瞰のショット。思わず身構えるが、拍子抜けしてしまうくらい直球に、画面はパリのアパートでの老夫婦の暮らしを淡々と捉えている。
裕福なリタイア後の高齢者。もと…
ミヒャエルハネケ監督作品。
老夫婦の最期を描いた傑作。
不必要なシーンは撮らない、説明的なシーンも撮らない、ワンカットでできるシーンはワンカットで、などが初期作品以上に徹底されていて、円熟味を感じ…