"What Maisie knew"
それは全てだったと確信する。
大人の行動を見つめる。
視界を狭めてただ一点を見つめる。
何か聞かれて肩をすくめ押し黙る。
"分かるでしょ?"と
5歳の子供…
子どもにはそばで愛情を注いでもらえる
誰かが必要なんだと思った。
大人とは違って、あなたのことが誰より
も大切なの。わかってね?と伝えたところで、離れてしまえばその想いを子どもが感じ取ることは難しい…
引き込まれ、それこそメイジーの瞳に吸い込まれるように見入っていた。
メイジーの感情を言葉では何1つ説明なんてしていないし、メイジー自身も語るわけではないのに痛いほどに心が伝わる。伝わってしまう映画だ…
「誰が母親かわかってる?」
この台詞にあの母親の全てが詰まっていると思う。愛情、嫉妬、不安、恐怖、自己愛。ぜんぶ。
親が喧嘩をしてるときの顔や声や空気を、子どもはずっと覚えてるし、大人が思う…
メイジーは愛してるけどやっぱり自分のことを優先してしまう両親。結婚不適合者な2人。
リンカーンとマーゴは自己中な相手に振り回されながらもメイジーを受け入れていて偉い。
本当の家族でなくてもメイジーに…
大人の都合で行ったり来たり振り回されるメイジーが可哀想だったけど大人達皆メイジーが好きなんだな、と。やり方はバラバラだしメイジーのこともちょい考えて〜だったけど。
一人の夜はやっぱり寂しかったんだな…
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