画作りが夜の掘割の水面に照り返る光の具合など「必殺!」シリーズとよく似ていると思ったら監督・工藤栄一、撮影・石原興、照明・中島利男、助監督・都築一興ほか、もろにそのまんまのスタッフ。
がっちりした構…
大学で見たやつ!
不遇な生い立ち、不遇な仕打ち
島流しになることに負の感情が全く起きないくらいに辛い生活をしてきた喜助が、穏やかな表情で穏やかに語るのが見ていて苦しかった。途中途中で兄弟愛と生の輝…
原作は未読
兄弟二人で助け合ってその日その日をやっと生きてきた
ある日弟はケガで働けなくなった
兄は人生に生に絶望した弟を救った
弟を救った事で兄は罪人にはなってしまったが島に流され食うに困らな…
原作とはかなり異なっている。
まず、喜助が非常に快活。鴎外のテキストで語られる、「痩肉の、青白い喜助の顔」とは大きく異なる。おにぎりも食べればよく喋るしよく笑う。どことなく幽玄で不気味な喜助はいない…
足るを知る喜助知らぬ庄兵衛の巻
森鴎外原作
人間の欲望と安楽死のお話
短いながら淡々と渡し船の如く流れていく割になかなか重いお話でありまして、内容からは深みというより奥行きが感じられるような、いろ…
(原作は森鷗外の有名な作品ですが、読んだことはないのでその前提で)
なんとも不思議な感じの時代劇映画だと思った。
派手な殺陣があるわけでもなく、登場人物もほぼ四人と極端に少ない。
舞台は川を下る…
時代劇専門チャンネルにて観賞
森鴎外の高瀬舟と言えば有名で私も名前くらいは知ってますが多分未読です。教科書とかに載ってれば読んだかも。どっちにしても内容は知らないままで観賞。
45分という短い映画…
工藤栄一監督が多数の映画音楽を担当した木下忠司が妻と設立したプロダクションで製作した教育映画、そして撮影所には工藤監督とは『必殺』シリーズで馴染みの深い京都撮影所が選ばれキャスト・スタッフともに大半…
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