原作とはかなり異なっている。
まず、喜助が非常に快活。鴎外のテキストで語られる、「痩肉の、青白い喜助の顔」とは大きく異なる。おにぎりも食べればよく喋るしよく笑う。どことなく幽玄で不気味な喜助はいない…
足るを知る喜助知らぬ庄兵衛の巻
森鴎外原作
人間の欲望と安楽死のお話
短いながら淡々と渡し船の如く流れていく割になかなか重いお話でありまして、内容からは深みというより奥行きが感じられるような、いろ…
(原作は森鷗外の有名な作品ですが、読んだことはないのでその前提で)
なんとも不思議な感じの時代劇映画だと思った。
派手な殺陣があるわけでもなく、登場人物もほぼ四人と極端に少ない。
舞台は川を下る…
時代劇専門チャンネルにて観賞
森鴎外の高瀬舟と言えば有名で私も名前くらいは知ってますが多分未読です。教科書とかに載ってれば読んだかも。どっちにしても内容は知らないままで観賞。
45分という短い映画…
工藤栄一監督が多数の映画音楽を担当した木下忠司が妻と設立したプロダクションで製作した教育映画、そして撮影所には工藤監督とは『必殺』シリーズで馴染みの深い京都撮影所が選ばれキャスト・スタッフともに大半…
>>続きを読む2022年8月、日本映画専門チャンネルで初視聴。
高校の現代文で習った「高瀬舟」では?!と思い録画。
自殺幇助が殺人にあたるのか安楽死なのか、倫理観を問われてすごく印象に残っている授業だった。
…
私これ大好きなんだよなぁ…。
好きっていう言葉はこの作品には適切じゃないかもしれないけど、ずっと心に残っている。観たのは2回だけだけど、定期的に思い出す。
罪人を島に送るために高瀬川を下っていく船…
【 工藤栄一と明治の現代小説 】
集団抗争劇が得意な監督 工藤栄一と高瀬舟とは、、珍しい組み合わせ。
森鴎外の小説も短いが、映画も45分ということから学校教材の教育映画だったと聞いたことがある。…