このレビューはネタバレを含みます
1845年、オレゴンの広大な荒野。近道を知っているというミークという案内人を雇って、ソロモン一行の3家族がひたすら新天地を目指して歩くだけのシーンが延々と続きます。それ以上でもそれ以下でもなく、ひた…
>>続きを読む悶絶大傑作
理論派の徹底されたリズムで映画を構築するその圧倒的な知性は圧巻
ラストショットの木の小枝の枠から見える誘導者は恐ろしい
西部劇というジャンル映画の中でホラー映画的なことをしている試みがま…
この映画に限らないが、ケリーライカートの映画を観るたびたまらなく寂しさを感じる
それは映画全体に漂う空気もさることながら、スクリーンに映る彼らと共に時間を過ごすことで自分自身の寂しさにもいつの間にか…
西部劇の再構築。タイトルのミークから視点でもなく、先住民族からの視点でもない。エミリー・テスローからの視点で描かれるが、一行は路頭に迷い、命を繋ぐ水も減っていく。フェミニズム的な文脈はあるだろうが露…
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☆4.4(納得はしてないけどしょうがない)
(熱量1.0 映像1.0 音声0.9 人物0.8 展開0.7)
最後のミークスのセリフのあと、エミリーが「これだけ振り回しといて何言うてんねん」って言っ…
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ケリー・ライカート、2010年。
ラストで思わずぞわっとする。
1845年、オレゴン州。
川を渡るシーンから始まり、寓話か絵画のような美しい光の映像に目を奪われる。汚れた衣服、西部開拓民の厳しい…
こんなに好きなのに記録してなかったことに気づいて再視聴。
ケリー・ライカートの撮る映画は、生活を伴いながらゆっくり移動する。そしてどこへも辿り着かない。そのすべてがなんだか心地よい。「なんだか心地…
英語に疎いので、ずっとミークをみんなでハブる映画だと思いながら観ていました。
スティーブン・ミークって実在の人物で本当に過酷な近道ルートを案内して、命を落とす人も沢山いたそう。
でもそのルートは今で…