ミークス・カットオフに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ミークス・カットオフ』に投稿された感想・評価

西部開拓時代、荒涼とした大地を進む開拓者3家族が案内人ミークのせいで道に迷う…
水や食料が尽きていく中、この口先だけに見える男に運命を委ねる事への不安。決定権のない女性が疑念の末に意志を持つ、
そん…

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開拓史の現実を忠実に再現したのだろう。うつくしくも過酷な自然の中で旅を続ける家族たち。衣装が見どころ。当時の宗教観なども。とてもリアルで驚く。全体的な色彩も彩度が抑え気味で荒涼とした空気感まで伝わっ…

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708
4.2

このレビューはネタバレを含みます

1845年、オレゴンの広大な荒野。近道を知っているというミークという案内人を雇って、ソロモン一行の3家族がひたすら新天地を目指して歩くだけのシーンが延々と続きます。それ以上でもそれ以下でもなく、ひた…

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まず、全編を通してショットの構図と光彩の妙が卓越しており、画面そのものが視覚的陶酔を誘う。ケリー・ライカート作品にしばしば登場する動物のモチーフは、本作でも効果的に配置され、荒涼とした情景に一抹の慰…

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悶絶大傑作
理論派の徹底されたリズムで映画を構築するその圧倒的な知性は圧巻
ラストショットの木の小枝の枠から見える誘導者は恐ろしい
西部劇というジャンル映画の中でホラー映画的なことをしている試みがま…

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4.5

この映画に限らないが、ケリーライカートの映画を観るたびたまらなく寂しさを感じる
それは映画全体に漂う空気もさることながら、スクリーンに映る彼らと共に時間を過ごすことで自分自身の寂しさにもいつの間にか…

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あ
5.0
ライカート特集ラスト回滑り込み、劇場で見れて良かった!ライカートって本当にシンプルプロットなのにめちゃくちゃ面白いのって、常にサスペンス性が存在してるからなんだなぁと思う
人間
4.5

西部劇の再構築。タイトルのミークから視点でもなく、先住民族からの視点でもない。エミリー・テスローからの視点で描かれるが、一行は路頭に迷い、命を繋ぐ水も減っていく。フェミニズム的な文脈はあるだろうが露…

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kokoro
4.4

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☆4.4(納得はしてないけどしょうがない)
(熱量1.0 映像1.0 音声0.9 人物0.8 展開0.7)

最後のミークスのセリフのあと、エミリーが「これだけ振り回しといて何言うてんねん」って言っ…

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ケリー・ライカート、2010年。

ラストで思わずぞわっとする。

1845年、オレゴン州。
川を渡るシーンから始まり、寓話か絵画のような美しい光の映像に目を奪われる。汚れた衣服、西部開拓民の厳しい…

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