前作となる『ウェンディ&ルーシー』(2008年)が、現代を舞台としたリアリズム的な語りだったとするなら、この『ミークス・カットオフ』(2010年)は、時代劇(西部劇)としての寓話的な語りとなっており…
>>続きを読む西武開拓における悲惨なはなしといえば、Wikipedia文学のひとつ、ドナー隊。遭難して、冬のシエラネバダ山脈に閉じこめられ、カニバリズムに及んだ事件だが、西武開拓はかくも過酷だったし、そもそも、そ…
>>続きを読むケリー・ライカート監督視聴作品はこれで3作目。
劇伴もほぼなくて劇中セリフや説明は最小限に。登場人物の表情や視線や間で心情が表現されていくあたりは他作品と共通してます。
今作は西部開拓時代のロードム…
このレビューはネタバレを含みます
お勧めされて
はじめてのケリー・ライカート
あらすじを読み退屈を覚悟で臨んだのだが
ほぼ限界まで削ぎ落とされた抑揚の中
不思議なテンションに引っ張られる
スタンダードサイズなのに
画面が広く見える…
ミシェル・ウィリアムズが観たくて…ケリー・ライカート監督との再タック
西部開拓時代、近道を知るというミークの道案内で移住の旅に出た白人3家族
2週間の予定がなかなか目的地に着かないことでミークを疑…
19世紀オレゴン、人間と牛が砂漠を大移動する。このあらすじで瞬時にハワード・ホークス『赤い河』を想起したが、移動の多くが上手から下手への運動として撮影されているのを考えれば、この映画はその影響下にあ…
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