映画には今この瞬間に観ないとおそらく一生観ないだろうなという刹那の出会いがある。
本作もまさにそう。
ストーリーはちょっと日本人にはなかなか入って来ない中身というか、観終わって面白かった〜とはなりづ…
荒涼とした物言わぬ静かな世界が、対照的に人間の混沌を喧しく明瞭にする。在るが儘の混沌を喰らわされる。どうしようもない。身体が重たくなる。
殺意、欺瞞、虚偽、不安、焦燥、疑念、失望、倦怠、屈託、挙げ…
ミークは道を知らないだけ?
それとも悪人なの?
どちらか分からない
誰にも分からん
聞いて安心したわ
だが…
もう決めたことだ
確かにつらいが
それも今だけさ
彼は知らないことを―
…
シーンの随所はまるで絵画のような美しいビジュアル。ケリーライカートは現代的なテーゼを得意とする作家と思いきや舞台は選ばず高いクオリティ。ミシェル・ウィリアムズ、ゾーイ・カザン、ポール・ダノと役者は粒…
>>続きを読む最近読んだ本の中で、アメリカの歴史や西部開拓についての記述があって興味が湧いたので鑑賞。
当時、広い土地へ向かえば幸せになるという希望を胸にどれだけの人がこうして西部開拓へ乗り出したんだろうか。
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