変態家族 兄貴の嫁さんに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『変態家族 兄貴の嫁さん』に投稿された感想・評価

3.3
終盤の大杉漣の口パクが好き。
途中で濡れ場に耐えかねたのか、二人組が映画館を退室したのが一番面白かった。彼らは本物の小津映画が観られると思っていたのか?
lag
3.8

富士山で始まり縦書きに配役で真正面から人物を捉えて特有の抑揚で喋るが劇伴は多め。結婚してお終いではなく自由に生きたい女たち。母親の不在。合成繊維の薄っぺらい紐で縛り豚野郎と罵られながら鞭で引っ叩かれ…

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a
3.6

小津のつもりで撮ろうとしたらいつの間にか成瀬巳喜男になっていたという、周防正行が雑誌で書いていた小説が面白かったので見た
終盤が『晩春』として作られているが庭から縁側を撮ってしまったことにより成瀬の…

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3.5

小津安二郎をパロディにするというより、周防正行が本当に小津安二郎になりきってポルノ映画を監督したような一作。それは風景や物を捉えたショットやローアングルや口調といった形だけではなく、家族の解体という…

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小津見たことないのに見るという大罪を犯した。だから小津っぽさを笑うというよりは、「これが小津っぽさなんだ……」という認識と一緒に見てしまった(現代口語演劇って小津的なんだな…とこれを見てはじめて思っ…

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rum
3.5
iconとしての小津 大杉漣が話すたびこれ見よがしに笑う観客ら………
煙
3.6

小津安二郎のマネ、とは監督ご本人の弁。冒頭、東京タワー。結婚式場。名札が間宮周吉。電車。釣竿。目蒲線。目黒駅。看板。酒場のカウンター。トルコの支配人だったとは。おにぎりを食べる所作ほかの同期。長女の…

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4.0

言わずと知れた周防正行のデビュー作、ポルノ映画で小津安二郎のパロディをやってのけた珍作。珍作界の中では一番有名なやつ。予算の問題もあるのでパロディつっても限度があるのだが結構いろいろ頑張ってる。大杉…

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批評性に満ちた映画

母の不在というテーマ
戦後の日本家族

性と日常生活がひと繋がりになっているリアリティあるいは夢
『あなたと私の合言葉 さようなら、今日は』より笑える。というか時折吹く(笑)パロディでなく真似らしいのだが、だからこそ意図してない分ツボになる。

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