富士山で始まり縦書きに配役で真正面から人物を捉えて特有の抑揚で喋るが劇伴は多め。結婚してお終いではなく自由に生きたい女たち。母親の不在。合成繊維の薄っぺらい紐で縛り豚野郎と罵られながら鞭で引っ叩かれ…
>>続きを読む小津のつもりで撮ろうとしたらいつの間にか成瀬巳喜男になっていたという、周防正行が雑誌で書いていた小説が面白かったので見た
終盤が『晩春』として作られているが庭から縁側を撮ってしまったことにより成瀬の…
小津安二郎をパロディにするというより、周防正行が本当に小津安二郎になりきってポルノ映画を監督したような一作。それは風景や物を捉えたショットやローアングルや口調といった形だけではなく、家族の解体という…
>>続きを読む小津見たことないのに見るという大罪を犯した。だから小津っぽさを笑うというよりは、「これが小津っぽさなんだ……」という認識と一緒に見てしまった(現代口語演劇って小津的なんだな…とこれを見てはじめて思っ…
>>続きを読む小津安二郎のマネ、とは監督ご本人の弁。冒頭、東京タワー。結婚式場。名札が間宮周吉。電車。釣竿。目蒲線。目黒駅。看板。酒場のカウンター。トルコの支配人だったとは。おにぎりを食べる所作ほかの同期。長女の…
>>続きを読む言わずと知れた周防正行のデビュー作、ポルノ映画で小津安二郎のパロディをやってのけた珍作。珍作界の中では一番有名なやつ。予算の問題もあるのでパロディつっても限度があるのだが結構いろいろ頑張ってる。大杉…
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