1968年、パリ五月革命の前夜、アメリカ人留学生のマシュー(マイケル・ピット)は、謎めいた一卵性双生児イザベル(エヴァ・グリーン)とテオ(ルイ・ガレル)に出逢う(二人の腕には同じ形のアザがある)。
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自分達は裕福な家庭で育っている反面で彼らの持つイデオロジーは彼らの現実とは逆の方向のもの。
自分の恵まれている状況にわざと目を逸らし、自分たちはああいう奴らとは違うと主張しつつでも、結局裕福で物に…
たぶん、やるべきことはすべてやり終えたベルトルッチが、力の抜けきった力に満ちた映画を撮ったように感じられ、なんて素敵なんだろうと、ため息が出た。
そして、ゴダールの『はなればなれに』(Bande …
ちょっと常識では考えにくい世界。
フランスらしい自由でシュールな世界、雰囲気が楽しめる。
詩人の父がまた不思議な存在。話を合わせられるマシューは双子とも調和。
退廃的という言葉が似合うようでもあり、…