「ごめんで済まないことがある」
「どんな?」
サミールは一見横暴にもみえるけれど、ずっと自分の過ちを謝りたかったのだろうね。自分の謝るべき相手に謝ることができないという自責の念から、他者に対して謝っ…
重厚。第二、第三の夫と、その妻。その人たちの子供の話。子供以外みんな自己中。尚且つ移民問題や文化の違いもある。
子供を一番に考えないと、大人たちも損をするんだなと思った。
第二の夫は落ち着いてて中々…
ファルハディー監督さすがの手法。練られた脚本に音楽はなし。
皆が持つ不満や誤解。でも母親と再婚相手ダメでしょそりゃ。子供がいる以上、子供の幸せを1番に考えないと。自分の幸せを優先したい気持ちには同…
傑作「別離」に続いて、この監督二作目。前作同様、夫婦の離婚劇と翻弄される子どもたちの話。相変わらず複雑な人間関係の描写は上手だが、今作は自己中ヒステリックな女性にイライラ。やっぱり子どもが可哀相。期…
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2013年イラン
監督/ アスガー・ファルファディ
監督作品/ 「英雄の証明」「別離」「セールスマン」等、
出演/ ベレニス・ベジョ(最近婚約をした元妻マリー=アンヌ)、/ アリ・モサファ(離婚する…
アーマドが色んな人に聞き込みをして真相を掴んでいく構成は探偵物に似ている気がした。が、全てが明らかになるわけでもなく、マリー・アンヌが勝手に「過去にとらわれず未来を見る」と納得しただけのラスト。こち…
>>続きを読む全くハッピーではないけど鑑賞後の感想は「素晴らしい」です。
私はあまり受け入れられない(心が狭いのよ)。
自由奔放な母親の家族再構築に振り回される子供達と二番目の夫、三番目の夫とその子供の姿を丁寧に…
テヘランから離婚手続きのためパリへ戻った主人公は、元妻や元妻の交際相手、子供たちのまわりに出処不明の不穏さを感じとる。登場人物の関係描写、交錯する心理描写が極めて丹念。移民社会ゆえの、日常感覚と倫理…
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不倫が生んだ、家族破壊のドラマ。ほのかな救いで終わる、ラストは絶品。
以下は物語。
フランスの水が合わず、テヘランに戻って暮らすアフマドが、別れた妻マリーを訪ねて、パリの空港に着く。
アフマド…
© Memento Films Production – France 3 Cinéma – Bim Distribuzione – Alvy Distribution – CN3 Productions 2013