火の華の作品情報・感想・評価

『火の華』に投稿された感想・評価

村山
-
わたしたちにとって自衛隊とはなんなのだろう。憲法9条を守るために戦っていないことにさせられるけれど事実は異なる。
事実が国のために歪められる時、当事者は何を考え何を望むのか。
公開できてよかった。

山本一賢さんの苦悩に満ちた演技が秀逸。
細かな説明はないのに、いつの間にか東介くん呼びされてるのがしっくりくる。

それだけに、作品全体としてはブチ上げた花火が大き過ぎて、何となく回収不能感が否めな…

>>続きを読む
5.0

観終わったあともずっと考えさせられる、こういう映画が好きです。
丁度三島由紀夫生誕100年の映画祭も別会場で上映されており、線で繋がった感じが致しました。
憲法9条で「戦力不保持」を唱いながら、自衛…

>>続きを読む
daichi
5.0
このレビューはネタバレを含みます

ああ、こんな花火を悲劇的に撮ることができるんだ

火と花がモチーフになっていて、その視点があまりに良い
怖れられる火であり救いの火でもある
一人一人の自衛隊への裏切り行為である国家の許されない隠蔽と…

>>続きを読む

野心作だからこそ、ジャーナルで丁寧な構成が欲しかった。特に前半の南スーダンでの登場人物と仲間設定が駆け足すぎて残念。クライマックスも展開が乱暴すぎました。情に走りすぎたか、てじっくり練られていたらも…

>>続きを読む

なぜ、実際には戦闘が起きて然るべき場所が『非戦闘区域』とされていて、そこで起きた戦闘を無かったことにしなければならないのか。
それこそが自衛隊が抱える最も大きな問題だと思います。
ぜひこの映画を観て…

>>続きを読む

実話物好きとして鑑賞。

一人の自衛官が南スーダンの銃撃戦に巻き込まれ、仲間を殺されPTSDになってしまう話。
主人公は除隊後、鉄工所に勤めるも暴行沙汰を起こして転職。花火を作る会社に入社し粛々と業…

>>続きを読む

この作品の監督の前作「JOINT」を観ていたので鑑賞

前作は俳優陣が無名ながら、緊張感満載でヒリヒリした覚えが…

今作も冒頭からヒリヒリした作り

物語が進むにつれて、突っ込み所は多少あるものの…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

上映館が少なく、無理して遠方のミニシアターに行ったが、これは見てよかった。
2016年に明らかになった自衛隊日報問題は、南スーダンで国連PKOに参加していた自衛隊部隊の日報を、陸上自衛隊や防衛省が「…

>>続きを読む
4.2

ライフルの爆撃音とその恐ろしさ。
花火の轟音とその美しさの対比。
交錯する火の華。

元自衛官の主人公・島田の悪夢がフラッシュバックする。

公開延期から1年、
中国情勢の今、なんという皮肉。
なか…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事