さすらいの恋人 眩暈に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『さすらいの恋人 眩暈』に投稿された感想・評価

2回目。
中島みゆきの流し方がすごく記憶に残っていて、それを確認したくて。やっぱり最高だった。加えて劇伴もエヴァーグリーンなメロウフュージョンが彩る。真田勉って誰?
4.9

【白黒ショー】

幸薄い二人組のカップルの行きずりと愛欲生活に焦点を当てた、小沼勝監督らしいニヒリスティックな視点が秀逸なロマンポルノ。💄

抑制されたドキュメンタル・タッチな映像美で、男と女の腐れ…

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だいぶ前のシネマヴェーラ渋谷小沼勝特集で。DVDも何度も再見。

中島みゆき「わかれうた」をテーマ曲に、宿命的な出会いをした明日無き男女が、まさにその日暮らしの様に都会の底辺を彷徨う様を、誇張無く、…

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小沼どころかロマンポルノでもベスト級に好き
凍った噴水の上を歩く叙情性あふれる冒頭からこれ絶対最高なやつだとわかって案の定大傑作だった

背後にある復讐が二人の関係性が続かないことを示唆していて描か…

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秋になると観たくなる。
中島みゆきの曲に負けない強度を持つ映画。
おそらく一本の映画が成立するであろう物語の”後日談”。
輪姦やリンチに及び腰なモブ男の存在が効いてるね。

冒頭、小沼映画のいつもの夏ではなく、冬の場面から始まる事からして既に別格感が漂う名作然とした作品。
小川恵が凍った噴水の上を歩くこの場面からは詩情が溢れている。撮影監督は森勝。

この小川恵、全く美…

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氷につーっと手を滑らせるところから始まる。すーっとカメラが引いて、静かな静かな公園の噴水に張った氷ってわかって、そこに乗ってみて、落っこちて、出逢う。そこから心を通わせて、ああ、恋に落っこちる。ほの…

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aiueo
5.0
中島みゆきのわかれうたをバックに1978年の渋谷駅で途方にくれ、佇むヒロイン。
どんな恋愛映画でもこれをクライマックスにつけとけば傑作になる気がする。

これは傑作。
ロマンポルノって本当にどうしようもないような作品の方が多くて、傑作は一握りだと思うけど、これは紛れもなくその一握りのやつ。

氷の噴水を歩くという詩的かつサスペンスフルな場面を冒頭にも…

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素晴らしい!ロマンポルノの全てが、本作には詰まっている!
ロマンポルノは、性を描いているだけではない。性に取り込まれる人々を描いている。そして、その寂しさを描いている。本作には、その要素が全てある。…

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