さすらいの恋人 眩暈の作品情報・感想・評価・動画配信

『さすらいの恋人 眩暈』に投稿された感想・評価

3.9
164件のレビュー

冒頭、小沼映画のいつもの夏ではなく、冬の場面から始まる事からして既に別格感が漂う名作然とした作品。
小川恵が凍った噴水の上を歩くこの場面からは詩情が溢れている。撮影監督は森勝。

この小川恵、全く美…

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ラストに歌謡曲を用いて、主人公の心象風景を描こうとする手法は、「ああ!私の中で」などでも用いていた、小沼の文体。助監督は黒沢直輔。
大阪・庄内幸運劇場にて。
S
3.5

冒頭の氷のシーン(美しい)からの女の子お助けからの性行為に至るまでのスピード感に眩暈。すべてが逆算的で打診的、男女の間に起こるすべての行為には理由がある。宿命的な出会いには宿命的な別れありで中島みゆ…

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4.9

【白黒ショー】

幸薄い二人組のカップルの行きずりと愛欲生活に焦点を当てた、小沼勝監督らしいニヒリスティックな視点が秀逸なロマンポルノ。💄

抑制されたドキュメンタル・タッチな映像美で、男と女の腐れ…

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XA12
3.9

ふや町映画タウンの大森さんがおすすめしていた小沼勝の傑作ロマンポルノ。
70年代末の作品なため、かなり画質は鮮明になっている。切ないストーリーの中で、キュートな小ネタが挟まれているのは、遺作NAGI…

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78年にもなると「昔の名前で出ています」も「わかれうた」もロマンポルノで使えるのねえ。チョイスのダサさはさすが日活だけど。

いかにもな激安フォークながら、中島みゆき先生の「わかれうた」が流れるので否応にも雰囲気は出る。アリストテレスよりはこっちの方が合ってるよ。薄氷に足を踏み入れる女を助ける男、というファーストシーンから…

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<my備忘録> 1978
過去履歴
あー
4.0

「氷の張った公園の池を泳ぐ女を男が池に入って助ける→家でセックスする」のスピード感が異常
日活ロマンポルノは登場人物が精神的ブレーキを無視して最短距離でエロに走るのが良い
どこまで行っても何をしても…

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