暗室の作品情報・感想・評価・動画配信

「暗室」に投稿された感想・評価

文芸大作系ロマンポルノ。やっぱりロマンポルノは80分やそこらで卑近な性風俗を自由な発想で撮るのが大事なんだなー。全体的につまんなくてだだ滑り感がある。神代辰巳の「鍵」も似た系統だったけど、あれはあれでところどころのギャグがきいてて面白いところもあった。これは終始つまらない。だらだら長い、女を求めても求めても孤独が満たされない虚無、という名目の自己中ヤリチンオヤジのお話。気持ち悪い。たまーにきれいな映像があったけど、タイトルロールからメタファーぶってる穴ぐるぐるとか私の感性にあわなかった。
浦山桐朗は、酒と色を好む監督であったと原一男監督のテレビ・ドキュメント「浦山桐朗の肖像」で観た覚えがあります。長谷川和彦監督が助監督当時、花を撮る時、「俺が声を掛ければ、違う画になる。」と言われ気迫を教わったといいます。この作品でも、人形、花、電車等のシーンで映画のテンポを作り出しており、ロマンポルノ目当てで行くとがっかりしたことでしょう。テレビで活躍している女優陣も脱ぎっぷりもよく、風祭ゆきや岡本かおり(脱がないけど)もいい味出してます。主人公を通して、浦山監督の生き様を観ている気がしました。監督がテレビ版「飢餓海峡」でこだわっていた、子宮の表現がよりわかりやすくなった作品でした。
吉行淳之介の同名小説を原作に、にっかつ創立70周年記念として製作。古巣日活で浦山桐郎監督が最初で最後のロマンポルノに挑み、奔放な性生活に耽る男の虚無や孤独を描く。性でしか生を実感出来ない男女の永遠にやって来そうにない幸せ。花柄模様のキャンディーの小箱。新連載は小説でも随筆でもなく"日記"。ケチの山野井。華道師範の女、女性秘書、レズビアン、愛読者の女。金縛り。バス停下丹生。「可愛くてズルい奴…」
isis2315

isis2315の感想・評価

2.0
寺田農のロン毛…
ロマンポルノ にしなくても良いけど、普通の映画にすんのも難しい感じだな。

このレビューはネタバレを含みます

「叛女・夢幻地獄」の谷身知子さん出演作品と勘違いし鑑賞
何かがない女なんていない…
妻を亡くした小説家が綴る手記
どこか寂しさを感じさせる男女の形
終盤になりその良さが感じらましたが
今の作品にはないような斬新さを期待していたため
自分の求めるものとは異なり
深みのあるメロドラマチックな感じでした。
でも観たかった作品だったので鑑賞できて良かった。
浦山監督、唯一のポルノ映画。
TSUTAYAのおかげで、ようやく見れた。
浦山監督で好きな映画は、
1位 私が捨てた女
2位 非公少女
で、この映画「暗室」が3位になった。

清水宏治が、最高の雰囲気で、びっくりした。
愛する妻を亡くした作家が、その残像を求めて、多くの女性と関係を重ねる。
「私が必要なくなったらいつでも言って、いなくなるから。。」と激しく求める女。
やはり情のあるセックスは、3万倍の快楽があるんだよな。。。
otom

otomの感想・評価

4.5
何やら詩的で高尚な台詞回しに溢れ返る...エロ。兎にも角にも出てくる男も女もデカダンス。個人的に唸る内容ではあったが、女子的には神代辰巳作品級にイタイのではないだろうか。浦山桐郎唯一のポルノとは云うものの、身を切られる様な孤独のドラマはそこいらの映画では太刀打ちできない気がする。ロン毛の寺田農と医者の殿山泰司が異常に似合わない事を別にすれば、傑作。
美しい妻(風祭ゆき)に死に別れた小説家(清水紘治)が、亡き妻に対する悋気と妄執を胸のうちに秘めたまま、独身者として豪奢な女性遍歴を歩んでいく。日活スタジオ70周年を記念して製作された、120分超の大長編ロマンポルノ。吉行淳之介原作(谷崎潤一郎賞受賞)。

本作の主人公は、亡き妻の人間関係と自己の妄想世界をミックスさせることで、小説を執筆している人物。妻と不倫していたと思われる友人(寺田農)との再会を通して、虚実不明瞭の世界に落ちていく。

結婚や子育てを理由にして、主人公の元から離れていく女性たちは、ヒューマニズム(人間らしい生き方)に則った人生を歩んでいる人間。その一方、結婚をしない、子供の誕生を拒む、という性質の主人公は、ヒューマニズムから逸脱した人間。物語は、結婚しない女(木村理恵)との交流を通して「ヒューマニズムとは何ぞや?」へと進んでいく。

ほとんどの登場人物が豊富なレトリックで衒学的な台詞回しをするため、実在感がまったくない。また、演出が良くも悪くも無難なため、全般的に淡白かつ凡庸。登場人物の周囲の人々が「書き割り」になる現象も気に掛かる。だが、性の探究に勤しむ主人公の奇行ぶりは、それなりに楽しむことができる。
ロマンポルノだったのか。
長い上にあまり先鋭的なこともやっていないので微妙。
ロマンポルノ作品には観る度に新しさを感じる何かがあるんだが、この作品は逆に古さみたいなのを感じた。
ロマンポルノ期の日活がベテラン監督を連れて来た結果、画面も女性観も全てにおいて古臭さが目立ってしまいとにかくキツい

つまらない上に気持ち悪い