天才スピヴェットのネタバレレビュー・内容・結末

「天才スピヴェット」に投稿されたネタバレ・内容・結末

可愛い。が、また映画とかドラマとか見れない時期に入っちゃったので、仕方なくぶつ切りで。
誰も悪くなく、ない。悪いのは親である。
母親の言うとおり、子供に銃を与えて、子供だけで銃を使える状況にしてた親が、悪かろう。
映画冒頭は少し苦手かと思ったけど見終わるといい映画だったなと思った。
最初のファンタジックな演出が、後半に行くにつれどんどんなくなっていくのは、少年が大人になって行くという演出なのかしら?
あと、TSが旅をするきっかけの1つである「家族の仲が悪い」っていうのがいまいち伝わってこなかった。
TSからは仲が悪く見える、だけど実際はお互いに想い合っているということなのだろうけど、
TSの視点と家族の現状がごっちゃになっててどっちつかずで半端な印象に見えた。
ただ、登場人物は魅力的で、静かに横断して行くアメリカの景色は美しく、やっぱりどちらかと言えばいい映画だった。

時代遅れなカウボーイの父、研究に夢中な昆虫学者の母、都会にあこがれる姉、双子の弟
そんな家族に理解されない天才少年S.T.スピヴェットが賞を獲り、田舎の牧場から一人で街へ出るストーリー

Jean-Pierre Jeunet 監督は天才なんだろう
『アメリ』がぴんと来なかったわたしにはあまり響かず……
ただ、名付けに関するエピソードはユニークですごくすき
少年が抜け出したとき、父の車が通り過ぎたのは先回りするためだったりしたのかしら……?(笑)
アメリを借りようとするといつも貸し出し中で(行きつけのTSUTAYAにアメリが一本しかない)、残念の気持ちを越えてとてもうんざりしている。アメリを見てからと思っていたんだけれど我慢できず見てしまった。特に特徴ある話ではないのだけれどすごくよかった。ドールハウスを思わせるような作り込まれた映像は魅力たっぷりだったし、大自然の映像も壮大で綺麗で、ボーッと見ていられるし癒される。主役のボクかわいらしいし演技が自然体。

天才であることはあくまで物語を動かすきっかけにすぎず、主題は家族で弟の死をいかに乗り越えるかだった。結論が出るわけではないものの、説教臭くない形で大きな愛が感じられる流れになっていて、癒された。主人公が父親の帽子を被るところとか、一瞬だけれどとてもいいと思う。

久々に癒しを感じた。不器用な家族で、お互いが何を考えているのか理解しきれていないのだけれど、実は深い愛で繋がっている。風景もストーリーも作り込まれているのに自然に心に馴染んでくるところがすごくいい。グッドウィルハンティングがだいぶかわいらしくライトになったような、そんな感覚。

アメリカとても見たくなったから、TSUTAYAでの争奪戦頑張ろう。。。
絵本から飛び出したみたいなおうちとインテリアと少年。論理的に考えれば考えるほど、レイトンの死が暗く影になるの。とても辛い。でもその中でTSはとてもよくがんばってたよ。いく先々でいろんな大人に出会ってひとりでいっぱい考えてて観てて切なくなる。お母さんとお父さんが迎えに来てくれてよかった。もともとちゃんと愛されてたんだよ。ただ、それがみえなくなるくらい家族の、しかも小さい家族の死は重い。最後TSの発明が赤ちゃんの役にたってるところがうれしい。
予想外のハートフル映画。

大人顔負けの天才で、一見達観してるようなT.S.だけど、「父親のお気に入り」だったレイトンの死の瞬間を一人で目の当たりにして、ずっと心にモヤモヤを抱え込んでた。

自分なんかいなくてもいいと思って?レイトンとは違う自分の道があると思って?一人でワシントンD.C.に行ったのかな。

普段はそれぞれ自分の好きなことに夢中で、ときどきケンカもするんだけど、結局はお父さんもお母さんもお姉ちゃんもすごく愛情深くて、あたたかい。
素敵な家族だなーと思いました。

サーカスみたいな画面構成や、モノローグ、おしゃれでコミカルでかわいい。
はじまって割とすぐ、どんな内容かは置いといて、あーこのセンスが好きだ。と思った。それはメッセージ性とかより、観すすめて行く中でめっちゃ大事だよね。

スピヴェットの家族にしろ、旅中で出会う人にしろ、(ホットドッグスタンドのお姉さんでさえ)ロアルドダール的なキャラの存在感がある。女優さんとかじゃなくて本当に本から出てきたみたいなひとたち。スピヴェット含め。

ちょっとこれ後で追記する
観賞日2018/06/12
2013年公開のフランス・カナダ合作映画。
監督は『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ。
モンタナの牧場で素朴な暮らしをする少年スピヴェット。
現代にあってまるで西部劇の世界に生きるような父、昆虫博士にしてトースター破壊の天才でもある母、アイドルを夢見る姉。主人公スピヴェットは幼少期より理論的に物事を考えることが出来、10歳にして無限運動の発明をするような神童。そして主人公とは対照的に運動能力に長けた双子の弟。
ある日双子の弟を銃による事故で失う。
弟の事故の原因が自分にあるという自責の念により、居場所をなくしたスピヴェット。
そんな時、スミソニアン学術協会からスピヴェットの無限運動の発明が認められ、ベアード賞を受賞したとうい報せを受ける。
自分の新たな居場所を求め一念発起し、ワシントンを目指し独り家を出る。

ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品らしく、コミカルな映像表現がとても可愛いくてクスッと笑えます。
また登場人物の設定の細やかさ。
え?なにこの人?こんな人いるw?と思うのですが。
でも考えると人間誰しもちょっぴり他人をしてオカシイと思わせる変な癖や習慣や考え方があって当然なわけで。
そう考えるとスピヴェットと言い、アメリと言い、登場人物のチョイ役から主役クラスまで、リアル過ぎる設定だと思います。
すったもんだの挙げ句どうなるかと思ったら、あっさり両親といつもの生活に。
そりゃそうですね。(笑)
でもスピヴェットの勇気ある行動のお陰で、家族も弟の死を乗り越えてちょっぴり前に進めたのかなと。
相変わらず夫婦喧嘩をしながらも、ちゃっかりお母さんお腹が大きいとか現実より現実のような話だと。(笑)

ラストのスピヴェットの新たに改良された試作発明品がキュートでステキでした♪
家族愛って素敵だなって思う。主人公の男の子は弟への罪の意識を持ってしまうし、家族はみんな僕のことを愛していない、と思い込んでしまうけど、どちらも間違っていた。弟のことは誰のせいでもないし、家族はとても彼を愛している。それを彼の家族が全力で彼に伝える。心温まるステキなストーリーでした。
変わってる!
なんだこの根底に闇がある喜劇。
平気で血が出てくる感じ。
なにかがおかしい。
楽しげなのに破綻している家族。
でも最後は感動した。
予告編でアレハンドロ・ホドルフスやクザヴィエ・ドラン氏の監督作品が流れたが、確かにそっち系だわ。
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