このレビューはネタバレを含みます
前半と後半でここまでガラリと変わる作品はないでしょう。
自ら構築したアニメーションの演出スタイルを逆手にとって夢の世界という虚構そのものを作り出すのには痺れました。
あと川井憲次の劇中曲がどれも最高…
実写でも、もうちゃんと押井節全開で実験、舞台色も強くて好きなことしている感全開で楽しすぎた。後に続くようなイッヌににゃん子に、廃工場や湾岸のロケーションなどなどはすでに確立されているし、実写の千葉繁…
>>続きを読む異常な出来の良さ。国家の一兵卒としての迷子の迷子の野良犬ちゃんって事で、ほかの押井作品同様に言いたい事を言いたいだけ言ってる感じ。青春の蹉跌ではなく砂鉄としつつも蹉跌を描く。時折、清順作品とかATG…
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主人公の死に際の夢、言うなれば未来世紀ブラジルのラストを、引き延ばしたような映画だなあと思った。ただちょっと違うのが、その「夢」を観測している第三者の視線があること。
「われわれ人間は夢と同じもの…
4K版を映画館で見た。ビューティフルドリーマーと天使のたまごとパトレイバーが入り混じったような世界観で最高だった。千葉繁や田中秀幸もいい味出ていたし、兵藤まこのポスターが張り巡らされた街もよかった。…
>>続きを読むゴダさんや60,70年代ATGをやっている映画と言われると意義を唱えたくなるクオリティではあるし、途中ダレるし、度々挿入される『伊賀のカバ丸』的なノリに辟易するが、押井守が実写自主映画で押井の映画を…
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見た感想。
わからん、何これ。寝不足でうとうとしていたが、初っ端から笑っていいシーンなのこれ?というシュールギャグっぽいシーンとシリアルさが混在してて、わかりづれえな、となったが途中からはゲラゲラ…
2025年劇場鑑賞78本目
1995年夏。人々は溶けかかったアスファルトに己が足跡を刻印しつつ歩いていた…ひどく暑い…
押井守監督初の実写映画作品。39年の時を経てクラウドファンディングにより4…
行き過ぎた正義の結果糾弾され、解体に追い込まれた「対凶悪犯罪特殊武装機動特捜班」の残党の逃走劇。
ハードボイルドでかっこよすぎる画と難解な構造、シュールなギャグ。
色という情報を切り落としたモノクロ…