天才の無理をした優しさと凡才の自己顕示欲が生んだお話。
凡才は天才の本質を理解できないし、逆もまた然り。
フランクは最後までジョンや歴代キーボードのような世間で言う正常者を見られなかった(見たくな…
どんなにクソでも誰にも伝わらないような音楽でもそれを通じ合える仲間とやっているライブを見るとなんか心に来る。
お面を常時被っているフランクがボーカルをするバンドにひょんなことからピンチヒッターで参…
才能あるミュージシャンと、そのバンドメンバーと、才能が無かった人の話。
絶妙に切ない。
最後ジョンはそのままフランクたちに縋らず離れて行けて良かったと思う。あのまま無理にあの輪の中に入ったらドン…
行きて帰りし物語とでも言えばいいか…
自分のミュージシャンとしての居場所を探すジョン
でもフランクたちは違う
生きることが音楽だから
ジョンは彼らの生活を壊した
バンドをぶち壊したジョンは最後にまた…
独創性と精神疾患っていう話。
被り物を無くして実家にいるフランクをみて、『妻を帽子と間違えた男』という本の中にあった「かくして、天才少女から天才がとりのぞかれておわった。あとには何ものこらなかった…
昨今よく目にする多様性を肯定するやつかと思いきや、(そういう見方もできるけど)どちらかと言うと才能のない男が才能のない自分を認めるまでのいたたまれない話だった。
他者の才能の背景に特異な生い立ちがあ…
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