田中登監督作品。大島渚の『愛のコリーダ』ほど前衛的ではないが、日活ロマンポルノの枠内でどうにか保っている阿部定による局部ちょん切り事件を題材にした猟奇エロス。
主演の宮下順子が素晴らしい!昭和初期…
「外の世界が邪魔なのよ」と女は呟き、窓を閉じた。昭和11年という226事件などが発生しどこか不穏な世相の空気から解放されるため、女は好きな男との性愛に一日中浸っていく。そんな低俗な狭い部屋の世界にも…
>>続きを読むレポートを書くために見直したんだけど、本当に阿部定事件ってイヤだよな。ただ、もっと分析的に見ていると、肉体と性の主権は誰のものでもなく自分のものだっていう自覚がぶれたキモ女になると、こうなるっていう…
>>続きを読む最高の恋愛映画である。
前半はポルノとしての部分もある。しかし、後半はポルノではなくなる。ロマンポルノというジャンルとして正しいのかは置いといて、その後半は涙を流しながら観てしまう。
当時、ポルノを…
DVD探しまくって仕方なくVHS入手して家族のいない隙にプレーヤー発掘してテレビに接続してやっと見るまでの手間を差し引いても4.5!まじでめんどくさい!
田中登の品のいいエロ遣いにクラクラきます。…
すっかり体調を崩してた2012年の4月、やっとこ身体が動くようになって、「さぁ、どの映画を観に行こうかな...。」と、よく行く映画館の上映予定を検索していると、渋谷の怪しい通りにあるユーロスペースで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
田中登版阿部定、吉二人愛、食共に
田中登監督、いどあきお脚本。
主演宮下直子が実に素晴らしい。
田中監督は、定と吉の物語を終始四畳半の性愛と飲食で切り取る。
時代背景や当時の世相を最小…